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なぜまた流される都市計画を繰り返すのか?

あれから1年、正しく怖がる放射能【2】

2012年3月13日(火)

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 3.11を挟んで福島第一原発現地の現在の状況を確認しながら、今、そしてこれから、何をどう考えてゆけばよいか、検討してみたいと思います。

 多くの被災地では急ピッチの復興が進み、なによりと思いますが、福島第一原発至近、20キロ圏内では、ほとんど本格的な復興の手がつけられていません。

 遺体捜索のため、瓦礫を一定片付けた、といった段階で、冷たい冬を過ごし、2度目の春、3.11を迎えています。

 今回からはとくに、放射能汚染と同時に、原発事故そのものを引き起こした地震そしてなにより津波災害の「土台」から検討してみたいと思っています。

殴り倒された家屋群

 なによりもまず最初に、現場と実物を見るところから始めましょう。

 福島第一原発至近、20キロ圏内の請戸漁港近辺、2012年2月29日の様子です。凄まじく破壊されながら、コンクリートの基礎と鉄骨など、堅固な部分が残った建物、一階部分が丸ごと、どこかに持ってゆかれています。

 こちらの家屋も、堅固な基礎や鉄筋コンクリート部分の大半は残っていますが、写真でみて家の右端の部分は、まるで何かに「殴り取られた」(という言葉が正しい日本語とは思いませんが、そうとしかいえない)ように一階から丸ごとなくなっています。

 地震は恐ろしい、津波は大変な威力・・・もちろんそうなのですが、いったい、こういう凄まじい破壊は、どうして起きるのでしょうか?

コメント13件コメント/レビュー

津波の被害があった地域の復興を批判するコメントをした人たちは関東平野の津波が来るであろう地域の住民全てを移住させる方法を考えることに時間使った方がいいんじゃないですか。(2012/03/16)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

津波の被害があった地域の復興を批判するコメントをした人たちは関東平野の津波が来るであろう地域の住民全てを移住させる方法を考えることに時間使った方がいいんじゃないですか。(2012/03/16)

例えば津波危険区域とそうでない区域を分けたとする。危険区域に居住するためには自治体への届出が必要で、かつ未成年者は禁止するとか、万一津波が来ても自力脱出を義務付けるとか、防潮堤、防波堤は今回役に立たなかったことが証明された訳だから建設を禁止するとか・・・。そんなことでもしない限り、同じことがまた繰り返されるんでしょうね。3.11は昼間だったけど、夜間に津波警報が出たら、しかも地震で停電して真っ暗だったら、とちょっとだけ「想定外」のことを「想定の範囲内」に入れてみれば、浸水した地域に住むということがどんなことか、よくわかる。テレビで先祖代々の土地だからと言ってる人もいたが、ご先祖様は高台にいたのにもかかわらず、たかだか100年にも満たない期間に市街地として整備されたと別の番組では言っていた。テレビというものがどういうものか、よくわかる。(2012/03/15)

この間、東大の講堂で震災フォーラムやってましたね。明治時代にも三陸沖地震での津波で被害をうけたそうですが、当時の都市復興計画書を東大のフォーラムで見せてもらえました。すると、明治時代の当時でも、津波で被害を受けた地域は「緩衝地帯」として指定され復興計画が立てられていたハズが、時代が下ると「住宅地」へといつのまにか代わっていたそうです。喉元過ぎれば・・・とも言いますが、震災は忘れた頃にやってくるというのも本当ですね。東北の復興再建を託された建築デザイナーさん達は、東北らしさだとか、忍耐強さだとか、絆とかといったテーマで新たな都市計画や新たな建築物をデザインしがちです。それって、なんか違うんじゃない?と思います。伊東さんの仰るように、流されない都市計画とか、喉元過ぎても熱さを忘れない都市とかといった復興計画の発想はないものでしょうかね。(2012/03/14)

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