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ダルビッシュとウッドフォードと橋下徹

父性原理に直面する日本と日本人

2012年3月15日(木)

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 メジャーリーグ(MLB)各球団は2月下旬から春季キャンプに突入しました。史上最高の5170万ドル(約40億円)の入札金でテキサス・レンジャーズに鳴り物入りでポスティング移籍したダルビッシュ有投手も、初めてのメジャーでのキャンプをスタートさせています。今シーズンからメジャー移籍を果たしたのは、ダルビッシュ投手のほか、岩隈久志投手、和田毅投手、青木宣親選手の4名です。これで49名の日本人選手がメジャーでの活躍を目指して海を渡ったことになります。

 MLBで活躍するためには、野球選手としての優れたスキルだけでなく、慣れない異国での環境適応力も必要だとよく言われます。しかし、これは何もスポーツ選手に限った話ではなく、ビジネスパーソンにも同じことが言えるのではないかと思います。つまり、世界で活躍するためにはビジネスを遂行するための優れたスキルだけでなく、異国での異質な生活や思考に揉まれながら、それに飲み込まれることなく力を発揮する力強さも等しく重要だということです。

 日本は少子高齢化社会を迎え、国内市場は縮小して行く一方です。多くの企業では、生き残りをかけて海外マーケットの取り込みが至上命題となりつつあります。ユニクロや楽天のように、英語を社内公用語にする動きも見受けられるようになりました。スポーツ選手は自らの意志で海外に移籍しますが、ビジネスパーソンはその意志や希望に関わらず、近い将来異文化との遭遇を余儀なくされていると言えるかもしれません。

 その意味では、海を渡ってMLBで勝負している日本人選手は、日本のビジネスパーソンの未来の姿と言えるかもしれません。彼らが日夜遭遇している異文化体験は、とりもなおさず日本のビジネスパーソンが近い将来直面するであろう体験なのです。

 私がアメリカに拠点を移して活動するようになって11年半が経過しました。自分の人生の3分の1近くを異国で過ごしていた計算になります。日本人が異国の環境に身を置き勝負するためには、どんな覚悟しなければならないのか。いつもはスポーツビジネスという視点から直球を投げ込むことを目標にしていますが、今回は趣向を変えて日米比較文化論というチェンジアップを投げてみようと思います。

一神教的父性原理に飲み込まれていく日本

 日本は明治維新を機に開国に転じ、外国の文化を積極的に摂取しようと努めてきました。今では生活様式も大幅に西欧化し、欧米の生活・文化情報がメディアを通じてリアルタイムに届けられます。

 こうした環境に身を置く日本人にとって欧米社会は比較的親しみやすい社会であり、欧米のことを分かったつもりになってしまいがちです。しかし、そこで生活してみるとよく分かるのですが、メディアを介した情報摂取だけではその表面をなぞっただけで、幸か不幸か、本当の意味で西欧の思考に直面しているわけではありません。

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「ダルビッシュとウッドフォードと橋下徹」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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