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脳科学で明らかになったイノベーションの条件

異質の組み合わせから一瞬の閃きが生まれる

2012年3月26日(月)

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 もう8年以上も前のことになるが、2003年に『戦略「脳」を鍛える』(東洋経済新報社)という本を書かせていただいた。

 ボストン コンサルティング グループ(BCG)流の「定石プラスアルファ」の戦略作りの「プラスアルファ」の部分、言い換えれば「インサイト」を導き出す非常にソフトな能力について、可能な限り言語化を試み、それを身につけるために役立ててもらおうという趣旨の本だ。

 そもそも「定石プラスアルファ」の戦略作りの能力を社内の後輩の若手コンサルタントたちにどうやって身につけてもらうか。この課題に悪戦苦闘してきた経験に基づいて執筆した。あまり類書がないためなのか、おかげさまで、まだ版を重ねている。

「インサイト」と「異なる事柄を結び付ける能力」の連関

 さて、出版社の担当の方が付けてくださったこの本のタイトルには、「脳」という言葉が入っている。経験的に見て、「どういう頭の使い方をすると、インサイトを導き出す可能性が高まるのか」という部分に、紙数の多くを費やしているからだ。

 ただ、当然ながら、私自身は脳科学の専門家ではなく、「右脳・左脳論をはじめとした通俗的な脳の働き論」に寄りかかって、自分自身のインサイト体験を言語化し、記述したに過ぎない。

 「パターン認識」「イメージ発想」「分析・論理的発想」などについて書いており、正直なところ、タイトルに「脳」という言葉を入れることには、ためらいがあった。担当者ともかなり議論をした記憶がある。

 ところが最近のことだ。脳科学の研究者の方に教えていただいたことや、同分野に関する報道、書籍などによれば、私が展開した「経験的ではあっても科学的ではない議論」は必ずしも的外れではない、ということが分かった。

 近年の脳科学研究によって、「インサイト」に関わる脳の働きが少しずつ明らかにされてきている。その結果、「異なる事柄を結び付ける能力」というのが「インサイト」能力とかなり連関しているらしいことが判明してきたのだ。

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「脳科学で明らかになったイノベーションの条件」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCG シニア・アドバイザー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経てボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。BCG日本代表、グローバル経営会議メンバー等を歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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