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大企業幹部は一度見学した方がいい~復旧する三陸鉄道の力強さを

人と企業が一体となって復旧に取り組む姿に未来がある

2012年3月28日(水)

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 誰も乗ることのない電車が、ポツンと岩手県普代駅に佇んでいます。もう1年を超えて。あの日は、運転士と15名の乗客が乗っていました。幸い、津波は逃れることが出来ましたが、戻るも進むもできない状態。それから1年、電車は誰も運べない鉄の箱になったのです。

 乗客の1人だった旅人は、「私は旅の途中、できたら旅をその場所からつなぎ合わせたい。一日も早い復旧を願っています」。 そんな手紙をいただいたのは、三陸鉄道。

 みなさんはご存知でしょうか。岩手のリアス式海岸沿いを走る、稀に見る絶景電車です。
陸の孤島と言われた三陸沿岸の地に、三鉄が開通したのは1984年のこと。特定地方交通線の第3セクター第1号として誕生しました。

画像をクリックするとサイトへジャンプします

 それまでは、町に出るにしても船などに頼るしかなかった土地柄。開通当時のフィルムを見ると、その嬉しい様子がうかがえます。

地震と津波で打撃を受けた三鉄

 また北リアス線では、高校生の足としても欠かせない存在。高校があるのは、両端の久慈と宮古。三鉄がなければ学校へも通えません。まさに、ヒーローでした。 その三鉄が地震と津波によって大きな打撃を受けたことは、報道などでご存知のことと思います。現在、北リアス線は久慈~陸中野田の3駅間と宮古~小本の7駅間のみ運行状態。南リアス線にいたっては全線不通です。

 三鉄も、多くのローカル鉄道同様、長い間赤字続き。それでも廃業しなかったのは、三鉄社員の鉄道を愛する気持ちと、地域を大事にする心。その熱い気持ちが、何でも自分たちで考えて実行するという自立精神を生み出しました。お話を聞いていて、でるわでるわ、そのアイディアぶりに敬服。鉄道運行を楽しんでいるのです。

 景色のいい場所で徐行運転をして、乗客に楽しんでもらうローカル電車はまま見受けられます。三鉄は、なんと絶景ポイントで停車。ゆっくりとリアス式海岸を堪能してもらうという計らいです。この大胆なアイディアを許す社長も太っ腹。

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「大企業幹部は一度見学した方がいい~復旧する三陸鉄道の力強さを」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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