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どうして古都は水害を受けやすいのか?

あれから1年、正しく怖がる放射能【4】

2012年4月6日(金)

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 前回ご紹介した「海辺の田んぼ」の都市化、たまたま陸前高田の例を挙げましたが、リンクした東大のウェブサイトを見ていただければお分かりいただけました通り、決して陸前高田だけではない、宮古(田老町)石巻・・・被災地はもとより日本全国で見られる一般的な現象にほかなりません。

 震災以降、必ずしも紙面をにぎわせなくなった地球温暖化の議論で「海面上昇」という現象があります。二酸化炭素などによる温室効果で南極北極の氷が解けると海面が上昇してしまう。キリバスのような島嶼国家では国土が消えてなくなってしまう危機もある。しかしこの海面上昇、地球全体の歴史で見るなら、氷河期と間氷期の間を往復して、地球全体の海面はコンスタントに昇ったり下ったりしています。

 もっとも「最近」の海面上昇は先史時代に起きた「縄文海進」と呼ばれるもので、日本列島は100メートルから海面水位が上がった。ということは、それまでは100メートル級の深い谷だったところが、湾や湖になっていったということを示します。

 こうした例の代表的なケースは大阪の「河内湾」でしょう。現在の東大阪市近辺、上町台地と生駒山脈に囲まれたエリアは有史以前、湾でした。海流、そして淀川などの河川がさまざまな堆積物を持ち込み、河内湾は河内湖になり、やがて河内の湿地になってゆきました。

 さて、前回ご紹介した陸前高田など被災地土地利用変遷を整理された、東京大学理学部の茅根創教授は「沖積低地」という言葉を教えて下さいました。土地の形で言うなら、三角州とか扇状地とか呼ばれるような場所。山から注ぎ込んだ泥などの堆積物が、元来は入り江だったところに土地を作る。

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