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補償で復興が出来るのか?

あれから1年、正しく怖がる放射能【番外編2】

2012年4月20日(金)

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 いきなりですが、結論から始めましょう。

問い:「補償―補償金・・・だけ・・・で復興は出来るのか?」

答え:「不可能。補償金だけで被災地の復興は絶対に出来ない」

 まずこの現実を直視することから始めましょう。

必要条件と十分条件

 大急ぎで追記しておきますが、補償金が無くては、もちろん、被災地の復興はより困難になるでしょう。しかし、お金で問題が解決するか? と言われれば、答えは残念ながら「NO」といわざるを得ません。

 これは国立福島大学の被災地行政の専門家から伺ったのですが、いま被災地とりわけ避難している人のエリアで顕著に儲かっているものに、パチンコ屋と風俗営業があるのだそうです。仕事がない。補償金が入った。昼間からパチンコ屋に行く人・・・若い人を含め・・・が決して少なくない。さらに風俗営業店が大いに儲かっているらしい。

 ある現場の方から伺ったお話です。

 「Aさんは糖尿病なのに仕事がなく補償金で昼間から酎ハイを飲んでしまう。あれでは自殺行為だ。いますぐ補償金を打ち切らなければ寿命を縮めてしまう!」

 実際、糖尿病とアルコール中毒の蔓延が懸念されており、被災地の問題は物理的被害と同時に精神的な被害が極めて著しいと言わねばなりません。

 電力会社の支払った補償金が、地域の復興再建に直結するのでなく、飲み代やソープランドに流れてしまうのであれば、それっていったいどうなのでしょう? もちろん、補償金を受け取る人が何にそれを用いようと、それは個人の自由です。しかし、個人の自由の名の下に、アルコールや性風俗産業にお金が消えてしまうなら、それは決してあるべき「地域の再建・復興」に直結するものとは言えないと思うし、まして被害を受けた方の心身の健康に資するものとは、到底言いがたい状況と思います。

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