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スポーツの盛り上がりは民主主義の成熟度に比例する?

「競技軸」に走る日本と「地域軸」で勝負する米国の差

2012年5月11日(金)

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 私が米国に拠点を置きながら日本のスポーツ関連組織のお客様に対してコンサルテーションをさせていただくようになって10年以上が経ちました。この間、お客様の様々な悩みを共有させていただきながら、その解決のヒントとなるような優良事例(ベストプラクティス)を米国で模索し、そのエッセンスを収集・体系化してお客様にご提供するというプロセスを繰り返してきました。

 お客様の抱える悩みは多岐にわたります。チケットやスポンサーシップ販売といった事業系領域から、国際戦略、広報、社会貢献活動。最近では昨年3月11日に発生した東日本大震災への対応や、ソーシャルメディアを活用したファン育成など様々です。

 情報収集に当たっては、米国スポーツ界の球団・リーグ経営者やプロジェクト担当者と会ってお話をうかがうことも多く、この10年間で面会した方々は恐らく1000人を超えると思います。

日米スポーツビジネスの本質的な違い

 その中で、日米のスポーツビジネス環境の違いを生み出している本質的な違いが大きく2つあるように感じています。

 1つは、球団経営のあり方の違いです。球団保有目的の違い(誰のために、何のために保有するのか)と言い換えてもいいかもしれません。この点については、以前このコラムでも「ベイスターズ買収劇で露呈した日本プロ野球界の“伝統”~球団保有の在り方に透けて見える日米スポーツビジネスの違い」などで触れました。

 米国スポーツビジネス界では、日夜新たなアイデアが生み出され、共有され、進化しています。これは営利目的の球団経営が徹底されているからです。球団が成長エンジンとなって地元のファンや協賛企業、自治体などのステークホルダー(利害関係者)に利益をもたらし、共に成長していくことがDNAとして組織に刻み込まれています。

 もう1つの大きな違いは、市場特性の違いです。スポーツファンの気質の違いと言ってもいいかもしれません。もっと大きくとらえるなら、社会の違いです。そして、誤解を恐れずに結論を先に言えば、民主主義の成熟度の違い。言い換えるなら、社会の中での「自由」というものに対する向き合い方の違いがこの差を生み出しているように思われます。

 今回のコラムでは、この点についての私なりの見方をお伝えしたいと思います。

コメント3

「鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」」のバックナンバー

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「スポーツの盛り上がりは民主主義の成熟度に比例する?」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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