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「最もクリエイティブな国に選ばれた」日本は、本当にクリエイティブか?

調査で浮かび上がる各国の国民性

2012年5月23日(水)

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 もうメロメロな反応がネット上を駆け巡りました。“おお、やったあ!”“すごい!”“当然だね”“そうなんだ!?でもうれしい”などなど。後ろを向いて、ニタッとした人がたくさんいたことでしょうね。

 この反応を見ていて、世代が変わってもちっとも日本人は変わっていないなあ、と感じてしまいました。海外に対する自信のなさと、評価を気にする神経質な性向。ま、いまに始まったことではありませんが。

 奈良平安時代の中国に対する反応とあまりに似ています。あの平城京も、実は中国の大使が来日したときに褒められるようにと、中国の都を模倣してつくったものらしい。生活の痕跡がほとんど残っていないようですから、目的が違っていたのですね。

 そのニュースというのは、みなさんもご存知の、米アドビ・システムズによるクリエイティビティーに関する調査(関連記事)。結果はなんと!「最もクリエイティブな国は日本」だったのです。

 調査によると、1位日本36%、2位アメリカ26%、3位ドイツ12%、4位フランス11%、5位イギリス9%。アメリカを除くヨーロッパの回答者たちは日本を最上位と答えています。

 しかし一方で、自分のクリエイティブを発揮できているかという問いに対して、日本人回答者は、わずか17%だけしか“Yes”と答えていません。周りからはそう見えるかもしれないけど、実は自信がないんだよね!です。

 面白いのはアメリカ人で、最もクリエイティブな国は、もちろん自分たちアメリカで47%。自分がクリエイティブを発揮しているかという問いにも39%がYes。「クリエイティブとはいまだアート関係の人々に限られている」という質問では、日本人は78%がイエスと答えているのに対し、平均は38%、アメリカ人は28%、フランス人は21%としかイエスと答えていません。

 ここから何を読み取るかが肝になりますが、その前に各国の人は「クリエイティブ」をどう定義づけているかを見てみないといけませんね。クリエイティブという言葉は、あまりに概念的すぎますので。

 調査の一部ですが、自由回答の意見なので国民性の違いが見てとれて興味深いものです。

調査から浮かぶ「国民性」の違い

アメリカ人:いままでにこの世に存在しなかったものを創り出すことが、クリエイティブである。また、問題を型破りな方法で解決するのもクリエイティブだ。

イギリス人:一部のデザイナーや発明家だけのものではなく、ケーキをつくったり手紙を書いたりすることもクリエイティブだ

ドイツ人:クリエイティブでありたいと思う人は誰でも、自分の感覚に従えばすぐにそうなれる

フランス人:クリエイティブとはイマジネーションを持っていることと何よりもクリエイトしなければならないニーズを持っていることだ

日本人:クリエイティブとは、より良いものを常に探求できるという心の持ちようである

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「「最もクリエイティブな国に選ばれた」日本は、本当にクリエイティブか?」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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