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スタートから1年、万里の長城を見ながら考えた

第15回 中国・甘粛省~寧夏自治区編

  • 大角 理佳

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2012年6月29日(金)

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 5月初旬、ガリバーインタナショナル会長の羽鳥兼市氏、執行役員の須釜武伸氏、羽鳥氏三男の彰人氏の3名は、中国・甘粛省を走っていた。目ざすゴールは北京、新しくゴールに設定した日中青年交流センターだ。この日は久々に全員が同じペースで固まってゴールまで走ることができた。ヨーロッパから1万kmも走り続けていると、たとえ週に1日の休日を挟んだとしても、トレーナーがどんなにケアをしたとしても、完全に疲労が抜けてリフレッシュした身体を取り戻せるわけではない。こうして3人が体調を整えて、揃って走り終えることができた日は、そのことだけで全員が清々しい気持ちになれた。

理想は3人のペースを揃えること

 中国に入ってからは、食べたものが原因と思われる下痢や腹痛が何度もメンバーたちの体力を奪っていた。調子が悪いときには走る速度も鈍るし、途中で何度もトイレを探すことになってしまい、ほかのランナーと足並みを揃えることができなくなる。下痢だけではなく、故障や疲れなど、すべての体調の変化も速度の変化に表われる。3人がバラバラのペースで走る日が多くなっていたのにはそんな理由があった。

 「本当は歩調を合わせるのが基本なんですね。1人で走っていたら、分かれ道で迷うかもしれないし、サポーターが水を渡してくれるタイミングもバラバラで大変になってしまいます。安全面を考えてもまとまったほうがいいんですけど…。それでも人間なので、身体の調子が3人とも毎日違うんですね。(その日のベストなペースがあるので)待ちきれないで、先に行ってしまうこともあるんです」(須釜氏)

マスクをして走るのは苦しいが、そうしなければ黄砂で息ができない

 この日走ったコースの標高は1800m。薄い空気の中なのでだでさえ走るにはキツいところにきて、羽鳥氏たちはマスクをしながら走っていた。黄砂がひどい場所ではそうするしかない。息を吸うときに細かい砂の粒子が肺の中にまで入り込んでしまうためだ。だが、息苦しさでぼーっとしたり、頭痛を感じるなど、身体への負担も大きかった。

 朦朧としながら考えることは「昨日よりも前へ。今日決めたゴールへ」。それだけだった。心のよりどころとしているのは、ともにゴールを目ざして頑張っているスタッフたち、日本で応援してくれている社員や家族、それに世界のどこかからこの挑戦のことを応援してくれている多くの人々の存在だという。

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