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あの大量造反劇を招いたのは野田首相本人?

改めて考えるフォロワーを引きつけるリーダーの条件

2012年6月28日(木)

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 まずはご報告と告知です。

 本連載をまとめた書籍『上司と部下の「最終決戦」 勝ち残るミドルの“鉄則”』が発売になりました。

 企業の中間管理職の方たちとの座談会も収録しており、ミドルマネジャーとして組織で何をすべきか、ミドルとして仕事にどう取り組めばいいのか、そのヒントがつかめる1冊になっています。

 書店に並んでいるのを見かけられたら、ぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。こちらからもどうぞ。

 あと本連載は来週から火曜日にお引っ越しします。引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 さて、挨拶はほどほどにして、ここからは本題。6月26日、消費増税関連法案が衆議院本会議で民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。この後、参院での審議が順調に進めば、同法案は8月上旬にも成立するという。

 各議員の賛否が分かる記名投票の採決を行った3法案のうち、消費増税法案の賛成票を投じたのは363人、反対票は96人。棄権・欠席は16人だった。反対した96人のうち民主党議員は57人。棄権・欠席を含めれば、72人の造反者が出た。

 「同じ政党といえども、それぞれ政治信条があるのだから反対票を投じたとしても仕方がない」

 政治に詳しい方たちはこう語っていたが、一体72人の造反者のうち何人が、よくよく考え抜いた末に自らの政治信条に従って反対票を投じたのだろうか?

 もちろん、そういう人たちもいたには違いない。でも、「心から、心から、心から、お願いします」とリーダーである野田さんが懇請した後で、「いやぁ、今のやり方では反対票を投じるしかないですね」と語った人たちの中には、消費増税そのものよりも、党執行部の運営に対する反発や、「次の選挙では、どっちの票を投じた方が有利なのかなぁ」と天秤にかけたうえで反対票を投じた人たちも多かったはずだ。

 年末に民主党が何時間もかけて消費増税についての議論をしても、ちっともまとまらなかった時には、「あれだけ時間をかけてもまとまらないなんて、頭が悪いとしか言いようがない」と一刀両断した人もいた。頭が悪かったのは反対派の人たちなのか、党の執行部なのか、はたまた国民なのか、よく分からない。

 一体この国はどこに向かっているのだろうか――。そもそも誰のための法案なのか? そんな疑問が残る採決だった。こんな言い方をするのは申し訳ないが、野田さんが最後の最後まで理路整然とではなく情緒的に訴えかけているように見えたのは、私にとっては気味が悪かった。

 というわけで、今回はこの結果を受けて、少し考えてみようと思う。

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「あの大量造反劇を招いたのは野田首相本人?」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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