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「キャリア意識が低い?」 彼女が出産を機に辞めたホントの理由

“会社本位”とは異なるキャリアを説いたスーパーのレインボー理論

2012年7月10日(火)

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* * *

 女性のキャリア意識を高める――。これが、「女性活用こそが、生き残るためには必要だ!」と声高に主張する企業の、最大の課題なのだそうだ。

 「絶対に女性の力って大切だと思うんですよ。でも、女の人って結婚とか出産とかの時期が、ちょうどキャリアを高める30代前半と重なるのが何とも難しい」

 「そうなんですよ。うちの会社でも女性管理職を増やそうとしているんですけど、『このままでいいです』とか言って拒否するんだよね」

 「女性社員の方が優秀なんです。ただ、子供を産んだ途端に、『やっぱり両立は難しい』とか言って辞めちゃうんだよなぁ」

 女性を活用したい。でも…、ただ……、だけど……。

 これらの「……」を解決するには、キャリア意識を高めるしかない。どうやらそういうことらしい。

キャリア意識が高まれば女性の登用が進む?

 う~む。何だかしっくりこない。

 そりゃあ、会社が、「女性社員のために」とせっかく用意したレールに乗ろうとしなければ、「おい! 誰のためにやっていると思っているんだ!」とムッとしたり、「で、何か?」などと薄い反応を示されたりすると、「ったく~」と不満の1つも言いたくなったりするかもしれない。

 でも、世の中には育児と両立させるために、時短勤務で働いたり、「抜けた穴を埋める人たちに迷惑を掛けまい」と、限られた時間をうまくやり繰りして効率のいい仕事をしていたりする女性もたくさんいると思うのだが、それじゃダメなのだろうか?

 ましてや、そんな彼女たちのキャリア意識が低いとは、私には思えないのである。

コメント61件コメント/レビュー

男女共同参画とか、女性活用とかの論調を見てていつも思うことは、女性のキャリア責任というか、職業責任は問われるのに、男性の家庭責任(家事+育児)は問われないのは何故だろう、ということ。女性のキャリア中断は、男性の長時間労働というコインの裏側なのに。(2012/07/25)

「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「「キャリア意識が低い?」 彼女が出産を機に辞めたホントの理由」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

男女共同参画とか、女性活用とかの論調を見てていつも思うことは、女性のキャリア責任というか、職業責任は問われるのに、男性の家庭責任(家事+育児)は問われないのは何故だろう、ということ。女性のキャリア中断は、男性の長時間労働というコインの裏側なのに。(2012/07/25)

どこの企業も常に収益を上げる方法は考えており、他社の成功事例にも目を見張らせています。もし、女性の活用で成果を上げているところがあれば、特別な事例でないとすれば、どこでもその方法を採用するでしょう。なぜそうはならないのでしょうか?よほど男性は女性に対するコンプレックスを持っているのでしょうか?男性経営者や男性株主は、会社の収益よりも男性の役職を上にすることを優先しているからでしょうか?現在の社会は男女平等からは程遠いものなのかもしれません。ですが組織のあり方は、自然淘汰された最適なものだけが生き残っている、ということではないのでしょうか?歴史的背景、国民性、気候、人口分布、などによって、すべての国や地域、地方でそれぞれの違いがあって当然ですから、諸外国で女性が活用されているからと言って、それが正しいと決めつけること自体がおかしいのではないかと思います。国によっては、女性は人前で顔を出すことすら許されないところもあれば、水着と見間違えるような格好でオフィスビルで働ける地域もあります。女性の活躍が目立たないのは本当に男性のせいでしょうか?じつは多くの女性は望んでいない、ということはないのでしょうか?(2012/07/18)

結婚も育児も未経験のシングルアラフォーに、育児とキャリアの両立について知った風な口で能書き垂れられたらば、世の母親管理職の皆様は腸が煮えくり返る思いでしょうね。(2012/07/18)

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