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「英語が話せなきゃ…」 子供を不幸にするオトナの無責任な英語至上主義

私が米国で体験した“グローバル人材”になるために本当に必要なもの

2012年7月17日(火)

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* * *

 「オ~、ニッポンジンはアメリカ人にナリタイノデスカ? ナゼデスカ? ニッポンジンはスバラシイ~のに。オ~、モッタイナイ~~」

 私がアメリカ人だったら、きっとこう思う。もちろん、私はアメリカ人ではなく正真正銘の日本人ではあるけれども、実は内心そう思っている。

 と同時に、このことを声高に口にすると、後ろから刺されるんじゃないかという殺気すら感じている。それほどまでに、日本人の英語至上主義は高まっている。今の日本人の過剰なまでの英語へのこだわりは、もはや異常としか言いようがない、と正直思っているのだ。

 なので、書こうか書くまいか散々考えたのだが、やっぱり書きます。ユニクロのファーストリテイリングや楽天の「社内英語公用語化」以来、想像以上の速さで、「グローバルな人材=英語が上手な人」という勘違い(そうこれは勘違いなのだ。詳しくは関連記事:“グローバル人材”を渇望する企業の見当違いを参照してほしい)の弊害が、いろいろなところで出始めているからである。

 というわけで、今回のテーマは、「ニッポン人の英語病」についてです。

英語エリートしか大学に入れなくなる?

 まずは、読売新聞が7月8日付け朝刊の1面で伝えた内容を紹介しよう。

 「国際的に活躍できる『グローバル人材』の育成が急務とされる中、東京大学は、高水準の語学力を備えた人材を育成する学部横断型の国際コースを2013年度に新設する方針を固めた。
 留学に必要な英語力を測るTOEFL(120点満点)などで優秀な学生を選抜し、英語による授業や、海外大学の夏季講座に派遣するなどの『語学エリート教育』を展開し、アジアを代表するリーダー輩出をめざす。
 東大の新コースは『グローバルリーダー育成プログラム』(GLP)で、新入生約3000人の中から約300人を選抜。全学生が教養学部に在籍する1~2年次では、英語に加えて第2外国語の集中授業を行い、50人程度を米国や中国などの大学で行われる夏季講座に派遣する。
 学生が各学部に分かれる3年次以降は、さらに約100人に絞り込み、海外の大学派遣や海外企業の就業体験などの機会を持たせる。東大で行う『学部共通授業』では、哲学や環境など文系理系の枠を超えた授業を原則、英語で行い、リーダーに必要な課題解決力、国際的な視野を養うという」

 なるほど。語学エリート教育か。っとまあ、ここまでなら特に気に留めることはなかっただろう。だが、「ん?」と立ち止まらざるを得なくなったのが、この後に書かれていた文言である。

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「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「「英語が話せなきゃ…」 子供を不幸にするオトナの無責任な英語至上主義」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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