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憧れた「奥様は魔女」のアメリカン・ライフ

「ギャートルズ」の肉が食べたかった(2)

2012年8月28日(火)

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 高度成長から安定成長に向かいつつあった1970年代、日本は様々な意味で「黄金時代」を迎えていたような気がします。そのころに少年少女期を過ごした世代・・・筆者もその一人ですが・・・にとって、特にテレビ画面を通じて輝いてみえたものの一つに「アメリカン・ウエイ・オヴ・ライフ」があると思うのです。

 実際、当時のアメリカは一大テレビ先進国だったと思います。日本のテレビは多くをアメリカのテレビから受け継いでいた・・・番組制作のノウハウから、それこそテレビ番組そのものまで。

 似て非なる例を挙げて考えてみましょう。20世紀末から21世紀初頭にかけて、日本に韓国からテレビドラマが輸入されるようになりました。「韓流」ブームというやつですが、韓国製のドラマが日本の視聴者に受け入れられやすかった大きな要因として、制作ノウハウが元来日本のドラマを基にしていたことがしばしば指摘されます。

 つまり、韓流ドラマは日本人にとって見やすい、あるいは見慣れた画面とストーリー展開だった。かつ国内ではやや古いものとして正面からは取り上げ難いような作り方を、いまだドラマが若かった韓国では正面からしていた、それがヒットの一因になった・・・なんてお話、本当かどうかはわかりませんが、制作関係者との雑談で時折出てくるトピックです。

 実際、韓国では業界立ち上げ期、日本のテレビ手法を色々真似たのだろうと思います。同様に、日本でもテレビの草創期、オリジナルの番組も当初から模索されたかと思いますが、すでに発達していたアメリカから、いろいろなものを借用していた。

 そんな中に、ライフスタイルや「食」なども、あったように思うのです。

「奥様は魔女」にあこがれて

 突然話しが飛ぶようですが、女性向けのバッグや小物、ジュエリーなどを扱う「サマンサタバサ」というブランドがありますね。最初にこの名前を耳にしたのはもうずいぶん前のことですが、うまいネーミングだな、と感心しました。

 「サマンサ」「タバサ」ともにアメリカ製のテレビ・コミックドラマショーの登場人物の名前です。「奥様は魔女」の名で親しまれるシリーズで、元来は1964~72年までアメリカのABCで放映されたものとのこと、ここに登場する主人公の名前が「サマンサ」そして彼女の小さな娘の名が「タバサ」にほかなりません。

 念のため、このドラマをご存じない(若い世代の?)方向けに、シチュエーションを説明しておきましょう。舞台はアメリカの、極く普通の(そこそこ裕福な中流?)家庭、結婚してまだ数年といった感じの若夫婦が主役です。

 だんなさまの名前はダーリン・スティーヴンス・・・スティーヴンス、なんとも普通の苗字ですね、鈴木さんとか山田さんといった感じでしょうか・・・そして奥様の名前はさきほども述べたようにサマンサ、極く普通のふたりは極く普通の恋をして結ばれました。一つだけ違っていたのは・・・奥様は魔女だったのです・・・というようなオープニング・ナレーションが毎回流れます。

 これに続いて、広告代理店に務め、いつもウケのいいキャッチフレーズを考えつつイマイチなことが多い旦那のダーリンと、さまざまな魔法を使うことが出来るサマンサ、そしてサマンサの実家側(?)の、どこか間抜けな所の多い魔女やら魔法使いやらが登場して、毎回吉本新喜劇のようなコミックを演じ、笑劇場の来客のような笑い声がしばしば挟まれる演出になっていました。

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