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香川真司所属のマンU株を買うのは損?

プロスポーツ球団による株式上場の損得勘定(上)

2012年9月6日(木)

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 サッカー日本代表の中心選手の1人である香川真司選手が移籍したことでも話題となった英プレミアリーグの名門チーム、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)が8月10日にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました。

 マンUといえば、米フォーブス誌が発表する「世界で最も資産価値が高いサッカークラブ」で度々ナンバーワンになっていることでも知られているクラブです。その推定球団資産価値は22億3000万ドル(約1784億円)。2位のレアル・マドリード(スペイン)に3億5000万ドル(約280億円)もの大差をつけてほかのサッカークラブを圧倒しています。

 しかし、その株価はというと、上場初日の取引は売り出し価格と同じ14ドルで終えましたが、それ以降は低調が続き、ファンには期待外れの値動きになっています。

 実は、米国スポーツ界では、プロスポーツ球団の株式上場には半世紀以上の歴史があります。4大メジャースポーツに限ってみれば、球団の株式上場を禁じている米プロフットボールリーグ(NFL)以外は、古くは1954年に上場した米メジャーリーグ(MLB)のバルチモア・オリオールズなどを筆頭に6球団が株式上場を果たしています。

 しかし、いずれの球団も現在は上場を廃止しています。結論から先に言えば、米プロスポーツ界では「球団の株式上場ではメリットを上回るデメリットが存在するため、あまり賢い選択肢ではない」という意見が過去の歴史から定説になっています。そのため、ボストン・セルティクスが上場をやめた2002年以来、株式上場を目指した米メジャースポーツ球団はありません。

表:米国4大プロスポーツにおける株式公開の歴史
リーグ 球団名 上場期間
MLB バルチモア・オリオールズ 1954~1979年
クリーブランド・インディアンズ 1998~2000年
NBA ミルウォーキー・バックス 1968~1979年
クリーブランド・キャバリアーズ 1970~1984年
ボストン・セルティクス 1986~2002年
NHL フロリダ・パンサーズ 1996~2001年

出所:Trans Insight Corporation調べ

 では、イギリスのプロサッカーリーグに所属するマンUが、なぜわざわざこの時期に米国で株式公開を果たしたのでしょうか?

 今回のコラムでは、マンUの事例をひもときながら、プロスポーツ球団による株式公開の特殊性やその功罪について解説してみようと思います。

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「香川真司所属のマンU株を買うのは損?」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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