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『最後につぶれよう!』-社員が熱狂するビジョンの“真意”

2012年10月9日(火)

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「うちの会社にはさぁ~、ビジョンっつーもんがないんだよ」
「ホント何やりたいだか、わかんねーよ」
「そうそう。明確なビジョンっつーもんがないから、経営陣の言うこともバラッバラだっし~」

 いきなり新橋あたりでクダを巻いている雰囲気で始まってしまったわけだが、「ビジョン」が話題になるのは、大抵の場合、会社が動かない、決定事項に一貫性がない、ほんの些細なことまでトップが口を出す、といった「チッ、わけわかんないよ」となったときである(あくまでも私の印象です)。

 ただでさえ日常の業務に追われ、「あれはどうなった?」「これはどうなった?」と上司からせっつかれ。「え? そんなことまで俺が決めるのか」といったことの連なりで、もう勘弁してくれ~と悲鳴を上げている中間管理職たちにとって、「ビジョンのなさ」ほど、やる気の種を奪っていくものはない。まぁ、お酒でもひっかけながらクダの一つや二つ、巻きたくなるわけだ。

 企業ビジョン、あるいは経営ビジョン―。

 グローバル化、イノベーションなどと共に、数年前からやたらと耳にしたり目にしたりする言葉。

 大企業であれ、中小企業であれ、経営者の方たちと話をすれば、
「やっぱりビジョンをしっかり示さないと、世界じゃ戦えませんよ」
「やっぱりビジョンを示さないと、社員が付いてこないしね」
「やっぱりビジョンがないと、健全な経営ってもんはできないからね」
といった具合の会話が飛び交う。

 つまり、企業を経営するトップたちも、その下で働く社員たちも、みんな「やっぱりビジョンは必要」と思ってる。にも拘わらず、「ビジョンがない」と嘆く社員が多いという事実は、両者になんらかの“ズレ”が存在していることになる。

いったい「ビジョン」って何なのだ

a.ビジョンの意味のとらえ方がずれている?
b.示したビジョンが社員に浸透していない?

 さて、どっちなのだろう?

経営ビジョン【英】:vision
経営理念のもと、自社の目指す将来の具体的な姿を、社員や顧客、社会に対して表したもの。
経営理念が哲学的な概念であるとすれば、経営ビジョンは、企業の目指す姿・形の“Visible(目に見える)”なイメージであるといえる。企業が成長していく際には、組織の求心力を保つために、経営理念や経営ビジョンを通して経営スタンスを明確化することが不可欠である。また、経営理念や経営ビジョンはさまざまな戦略の前提となる。
(MBA用語集より)

 ううむ、辞書をひいてみても、今一つよくわからない。概念とは違う、目に見えるイメージ、ね。
 これがトップたちが、「やっぱり必要」といっているビジョンなのか?
 ってことは、「ビジョンがない」とぼやくミドルたちが、求めているビジョンって何?
 早くも私の脳ミソは混乱気味だ。

コメント24件コメント/レビュー

いやーどうしちゃったんでしょ。河合さんのコラムでコメントがつかないとは・・・読者の方々が好きそうなネタだと思うのに。個人的にも会社が掲げるご立派な「ビジョン」には嘘くささ、現実との乖離を感じていたので、コラムの内容には同感です。(2012/10/15)

「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「『最後につぶれよう!』-社員が熱狂するビジョンの“真意”」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

いやーどうしちゃったんでしょ。河合さんのコラムでコメントがつかないとは・・・読者の方々が好きそうなネタだと思うのに。個人的にも会社が掲げるご立派な「ビジョン」には嘘くささ、現実との乖離を感じていたので、コラムの内容には同感です。(2012/10/15)

最後に潰れようって、ビジョンじゃなくてスローガンじゃないですか?従業員の心を打つのがそのレベルなら、経営者なり管理職はお高くとまってないで、ちゃんとかみ砕く努力を怠ったとしか思えませんが。(2012/10/10)

当方もここ数年懸案の内容だったのでコメントします▼最後に結びつけられた“熱”が必須であることは同意ですが,語られる「合言葉」には,少なくとももう1つ必須事項があると思っています▼合言葉は,“借り物でない,自社のための言葉”でないと,伝わらないし,お題目になってしまいます▼それには,自社および外部(お客様・他社・社会)を整理・咀嚼し洞察することが必須で,さらにはある種のひらめきが必要かと▼良い合言葉を生むことは,1つのイノベーションかもしれません▼「ダントツのxxx」など,あり物の言葉を発する当部門の役員は,自社の深耕と考察が不十分で,発想力も無い,言ってみれば,役不足なんでしょうな(CB400SB)(2012/10/10)

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