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障害者支援施設だって頑張っている

統計的分析は現場で役に立つ

  • 吉田 耕作

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2012年11月27日(火)

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 今回は前回に続き、現場で頑張っている人たちを紹介しよう。
 この例は、北海道の北の端、オホーツク海に面した紋別から程遠くない障害者支援施設「滝上リハビリセンター」で、介護士として働いているメンバーにより構成された「ハッピーもみじ」というチームの活動報告である。このチームのメンバーは吉原富子、関さとみ、菅原登志子、藤野実紀、平本郁夫の諸氏である。

 業務改善を目的とする従来の小集団活動は、圧倒的に営利企業の、しかも製造業に集中していた。このチームは製造業に属するのでもなく、しかも営利企業でさえもない。障害支援者施設という介護の分野においてCreative Dynamic Group Method(CDGM)という小集団活動が成果を挙げたという点が非常にユニークである。

 今後、老齢化が進む日本の社会にとって、ますます介護が重要性を増す時期に当たり、注目すべき役割を担っていると思い、今回の事例としてとりあげた。

「現在抱えている問題は?」というトピックでブレーンストーミング

 4年ほど前に、従来の小集団活動にあまり満足していなかった施設長の籠原稔氏はジョイ・オブ・ワーク推進協会に訪ねて来られた。協会の松浦智コンサルタントが毎月1回滝上リハビリセンターに指導に行くことから始まり、6カ月にわたってCDGMラウンドテーブルセミナーが現在第7期目に入っている。

 ここで取り上げる例は、チーム「ハッピーもみじ」の「トロミ剤を使いすぎている」というトピックである。

 このチームは「現在抱えている問題は?」というトピックでブレーンストーミングを始めた。チームメンバ―各人に5枚ずつポストイットを配り、この問題に関することを各人に5枚ずつ書いてもらい、壁に貼ってある模造紙に貼る。各自バラバラにポストイットを散らばして貼った。

 全員が貼り終わったら、皆模造紙の前に集まり、ポストイットの分類を始めた。 似たような内容のものは1カ所に集めて、ポストイットのグループ分けの作業である。そして完成したのが図1の第一親和図である。

 そこで、この6カ月かけてこのチームが取り上げる問題を何にしようかと議論した結果、予算の項目の所にある「トロミ剤の使用量が増えてきている(購入金額が増えている)」に決まった。このテーマを選んだ理由は、給食会議でも「トロミ剤Aの使用量が増えている」(購入金額が増えている)との情報提供もあり、原因を追究、検討し、使用量減(コスト減)につながれば良いと考えた。そして、6か月活動の中で、トロミ剤Aの使用量増加の原因を追究し、適正な対策を講じることをゴールとして選定した。

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