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他力本願ではなく、「ジリキ本願」のススメ

消費者のニーズより自分のニーズを探せ

2013年1月18日(金)

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 大都会に暮らす貴方、もし、目の前から便利なインフラや道具が消え失せてしまったらどうしますか?近未来SF映画なら、さしずめ路頭に迷う人々が映し出されるオープンニングで始まるでしょうね。交通手段もスマホもコンビニもない、そんな世界。

 あり得ないと一笑に付されるでしょうが、その根拠をちゃんと言える人はまずいません。それだけ豊かで便利な世の中に寄りかかって生きているのが、いまの私たち。依存すると言うことが意識されないほど、依存体質を飼い慣らしているのです。

「ジリキ本願」のススメ

 しかし、ここ数年を見ただけでも、世界規模での経済破綻、大震災、自然災害、極端に振れる政治。あり得ないことが、現実に起きています。
一寸先は本当に闇なのです。では、どうやって生きていくのか。
その答えはジリキにあると行きつきました。他力本願という言葉はありますが、さしずめ「ジリキ本願」。ジリキのススメです。

 ジリキと言われても、どこまでがジリキなのかわからない。それが本音でしょうが、実際は大都会に住んでいる人たちのほとんどが、ジリキで生きられるとは思えません。家庭菜園や日曜大工、いまなら太陽光発電くらいはあるでしょう。しかし、都会は消費する人たちを多く抱えるためにつくられたエリア。地方でつくって、都会で消費する。この構造が、金融資本主義を支えてきたのですから、都会人にとっては消費もジリキのうちと思っているのかも知れませんね。

 いつからこのジリキが減少してきたのでしょうか。

 私の父親の世代(大正から昭和初期)までは間違いなくジリキ力が残っていました。いつ、どこに行けば山の幸がみつかる、海っぺりのどこが釣れるポイントか。また、おもちゃが欲しいと子どもが言えば木を切って竹とんぼ、真空管ラジオをつくるのも朝飯前。家を直すのも、電気のことも精通していました。
大人になって、その圧倒的なジリキ力に、自分の無能さと比較して愕然となったのを記憶しています。

 いまは、すべての受け皿が用意されていて選べばいいだけ。恐ろしいほどの受容社会、依存社会です。お金がなければ、便利な社会がなければ生きていくことができないのですから。

 もちろん、この時代に生まれてきたのでそれを嘆くことはありませんが、最低のジリキ力はつけておかなくてはと思ったのもまた事実です。

ジリキ力を鍛えるにはどうすればいいのか?

 では、ジリキ力とは?
 
 自分のニーズを探すことでしょう。平たく言えば、自分が何をしたいか?自分ができることでどう社会に還元できるか?それを探し出すことができれば、付随して、自分で食べる作物をつくったり、道具をこしらえたり、山や海のことに詳しくなったりすることができるようになるでしょう。それがジリキ力を再生させる。

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「他力本願ではなく、「ジリキ本願」のススメ」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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