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生命を感じさせる響きの背景とは?

非定常・不可逆な「非線形性」を考える

2013年1月31日(木)

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 高校生のとき、井上ひさしの『道元の冒険』という戯曲を読んで、唸ってしまいました。冒頭、梵鐘がなる場面があるのですが、それを人間の声で模していて、いま手元に原本がなく記憶で記しますが

「ぐわーん もんもんもんもんもん」

と合唱しろ、というのです。いやはや、大変いいえて妙、これはまいったと思ったのがこの「もんもんもん」です。確かに梵鐘をつくと、遠くではゴーンとしか聞こえなくても、近くでは余韻の中に「もんもんもん」とか「わんわんわん」とか、なんともいえない響きの変化が残るのを、日本人なら大半の人がご存知でしょう。

 実はこの「もんもん」、伝統的な狂言の物言いの中に出てきて、決して井上ひさしさんのオリジナルではないと、あとから知ったのですが、それにしてもこの「もんもん」たいしたことを実は言っているのです。西欧近代科学の標準的なフレームワークが切り取れない、この「もんもん」のお話、これは私自身の仕事をお話しするもので、このコラムでは珍しいことですが、新年企画ということでご紹介してみたいと思います。

「なぜ猫は鏡を見いか?」

 1月末にNHKブックスから『なぜ猫は鏡を見ないか?』という、変なタイトルの本を出します。題名も変ですが、中身はさらにいろいろ込み入っているかもしれず、書いた当人としてはなんともいいがたいのですが、長らくこのコラムを読んで下さる読者の皆さんにはご一読を・・・薄く安価な本ですので、立ち読みなんて言わないで・・・頂ければと思うのには理由があります。

 私は今年年男で、この日曜日で48歳になりました。そろそろいやなもんですね、これぐらいの年配になると年を言うのは。

 さて、この「常識の源流探訪」を含め、私が多くの活字原稿をコンスタントに打つようになったのは2005年以降、とくに2006年に開高健賞をもらってからで、これは私の年齢としては40歳を過ぎてからになります。

 逆に言うと、40になるまで私がやってきたこと・・・私は現場の音楽屋ですが、その活動の大半を、ネットメディアで私を知り、ネット連載で私の活字などからごらんになる方はご存じない、という逆転現象が起きてしまったわけなのです。で、今回の「なぜ猫は鏡を見ないか?」はそれ以前の20年ほど、私が本業で取り組み、一定の成果を上げてきた仕事全体の稜線が見えるような、平易な日本語の本を書いてみようと思ったのです。

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