• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

桜宮高校「新普通科」には「東京大学方式」を!

「対称性原則」が「体罰」を撲滅する

2013年2月8日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 教員の暴行が原因で生徒が自殺した大阪市立桜宮高校では、体育系学科の入試を中止して「新普通科」に切り替えて生徒募集を行うことになり、2月3日に受験生向けの新しいカリキュラムの説明会が行われたようです。

 説明会には「新普通科」受験を考えている生徒や父兄など263人が集まり、「『新しい普通科のカリキュラムについては部活動と同じ種目を学ぶ専攻実技が廃止されたこと』、また『体罰に頼らない指導方法を学ぶ科目の新設』などが教育委員会から説明されました」という説明を、私はこの日関西にいて、昼間は奈良・飛鳥坐神社のお祭りに参加して汗をかき、夕方ちょうど銭湯で風呂に入っていたときに、脱衣場で関西ローカルのテレビニュースを見て知ったのですが・・・

 最初は小耳に挟むだけだったのですが、そこで言っている内容が変であることに気がつきこの報道自体にかなり奇異の念をもちました。

 「体罰に頼らない指導方法を学ぶ科目の新設」・・・って何ですか?

 「体罰に頼らない指導方法」で指導しなきゃならんのは教師でしょう。暴力教師こそ根絶せねばならんわけですが、どうして「新普通科」に(この報道を見る限り生徒が学ぶ「科目」として紹介されているように見えるわけですが)そんな「科目」を新設せねばならんのか?

 先輩が後輩に恒常的に暴力を振るう、学校内暴力が問題になっている、というのであれば、それはそれでまた別の対策が必要でしょう。でも「体罰」つまり「罰」という言葉は、まがりなりにも教員免許を持っているはずの大人が「指導」のなかで「罰」として暴力行為を行うケースを指すはずです。

 仮に「体罰に頼らない指導方法」を学ぶ必要があるとしても、教員対象の研修であるべきで、新普通科の科目がどうこうという記者発表で、こんな上滑った表現が出てくるのか? そもそもそこに大いに疑問を持ちました。

垣間見えるホンネ

 しかしまあ、百歩譲って、生徒と教師と双方共通で「体罰に頼らない指導法」を検討するカリキュラムがあるということにして、ではいったいどんなカリキュラムにしたら、現実に「体罰」の名の下で行われる暴力を撲滅できるのでしょうか?

 「体罰は良くない、やめましょう」なんて標語みたいな授業では、絶対に根治するわけがない、そんなことは小学生だってわかります。増してここは高等学校、思春期中後期、半分大人のハイティーンに、そんなお飯事みたいな授業が通用するわけがない。

コメント0

「伊東 乾の「常識の源流探訪」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トヨタ生産システムでは問題が出て当たり前なんですよ。

友山 茂樹 トヨタ自動車専務役員