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「5年後に必要とされる人材か?」 喘ぐ40代エリートの“賞味期限”

ありのままの自分と“共存”できれば、運命を自ら切り開く強さが得られる

2013年3月19日(火)

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 40代が、喘いでいる、っぽい。

 「っぽい」とは妙な表現だし、使い方が間違っているかもしれないが、「喘いでいるっぽい」のだから仕方がない。当の本人たちは決して自分から、「喘いでいる」とは言わないし、息もできないほど苦しくて、今にも押しつぶされてしまいそうなほどの切迫感は見受けられない。

 「キャリア・プラトー」とか、「ミッドライフクライシス」とか、「思秋期」とは少し違う。スペシャリストのように特技を持たないゼネラリストやホワイトカラーの賞味期限が切れそうな時代にたたずむ、あいまいな不安とでも言うのだろうか。

 そんな状態に、喘いでいるっぽい、ミドルたちが増えている。

 「いい転職先が見つかれば、早期退職してもいいなぁと思っている。まぁ、定年延長されたんで、いようと思えば65歳まではいることができますから」

 彼らは必ずと言っていいほど、「いようと思えば65歳までいられる」と話す。

 しかも「喘いでいるっぽい」人たちは、そのほとんどが、一流と言われている大学を出て、一流と言われる大企業に勤める、いわば“エリート”。かつては、「将来安泰」と言われたレールを歩いてきた人たちだ。

働く人たちの厳しい状況は続いている

 2年ほど前に話題となった『「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法』(新潮新書)の中で、著者の深田和範さんは「今後数年間のうちに、ホワイトカラー100万人が失業する」とし、給料が高くて現場仕事から離れた30歳以上のホワイトカラーに警告したことがあった。

 今月初めに開かれた政府の産業競争力会議の分科会では、「解雇が認められる場合の合理性を法律で明確にできないか」といった意見が出され、正社員の解雇規制にメスが入る可能性もある。

 大手メディアは、「満額回答」「賃金アップ」など景気のいい話ばかりを報じているが、働いている人たちの厳しい状況は続いている。

 そこで今回は、喘ぐ40代? エリートたちの喘ぎ? いや、ホワイトカラーの未来? まぁ、いい。そんな感じのことをあれこれ考えてみようと思う。

 「私はラインを外れていますから、役員になることはないでしょう。このままいけば、子会社に行かされると思います。あ~、でも時代のスピードが年々速まっていますし、今までの慣例が通用しなくなってますから、まだ分からないですけどね」

 「転職を考えて、動いたこともあるんですよ。でもね、40を過ぎていい転職先なんてそうそうあるもんじゃない。現実は想像以上に厳しかった。それにやっぱり会社を離れてできることって、限界があると思うんです。前はそんなふうに考える自分がイヤで、独立を考えたこともありました。でもね、それこそ現実は甘くない。今の会社の社員でいた方が、できることは多い。長年サラリーマンをやってきちゃったんで、サラリーマン根性が染みついてしまったんですかね」

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「「5年後に必要とされる人材か?」 喘ぐ40代エリートの“賞味期限”」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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