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違和感あり!日本の「国民幸福度」は正しいのか?

“幸せランク”はイギリス12位、日本が21位

  • 吉田 耕作

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2013年5月8日(水)

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 これまで、国際競争力の比較に関しては、主にGDPなどの経済指標を用いて比較してきた。あるいは、人口や国土の広さや軍事力など、定量的な数字で表せる分野に注目してきた。今回は、それではその国に住む人たちはいったい幸福なのかどうかという点に関して、少々考えてみたい。

国民幸福度

 GDPの比較は、その国の経済がどの位うまく機能しているかを測るのに十分なのか、また、経済生活の豊かさが人々を幸福にしなければ意味がないのではないか、という議論が最近なされるようになっている。国民が実際にどれだけ幸せかということに、もっと注目しなければならないというわけである。ブータン王国が国民総幸福量(Gross National Happiness[GNH])を用いているというのが評判になり、その方向の指標がいくつか出てきている。

 OECDでも国民幸福度を発表している。そのランキングでは1位オーストラリア、3位アメリカ、12位イギリスで日本は21位となっている。私がこのランキングに極めて違和感を感じたのが、今回のこの小論の出発点である。

シンガポールとイギリスの経済力

表1 国別1人当たり国内総生産(資料:世界銀行)

 まず、手始めに、世界銀行のデータによる最近の国民1人当たりの国内総生産から見てみよう。表1を参照してほしい。ここでは、日本との比較としてシンガポールとイギリスに注目したい。シンガポールは急激な経済成長を遂げ、国民1人あたりのGDPが世界3位とずば抜けて高く、国民1人当たりでは日本を超えてアジアで最高の経済力を持つ国である。また、イギリスは歴史的に、日本が民主主義の先進国として見習い、経済や文化の発展の目標としてきた。 国民の経済力はヨーロッパの主要国とほぼ同程度である。

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