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リーダーが身につけるべき教養の3つの目的とは

野中郁次郎氏が提唱した「賢慮」というリーダーシップ

2013年5月27日(月)

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 このコラムの前々回で、ローマ皇帝アウレリウスの逸話に触れながら、リーダーにとっての教養について書かせていただいた。この内容、ほかの話題に触れた回以上に、賛同から反論まで、いろいろなご意見を頂戴したところを見ると、予想以上に「教養」についてお考えの方が多いのだろうと思う。

 そこで、今回から少し続けて「教養」の話をしてみたい。

 大学での教養教育再構築論をはじめとして、ここ数年、様々な教養関連の書籍が出版されている。手元にあるものだけを挙げても、以下のようにいくつもある。

・村上陽一郎『あらためて教養とは』(NTT出版、2004年。新潮文庫版は2009年)
・苅部直『移りゆく「教養」 (日本の“現代”)』(NTT出版、2007年)
・中嶋嶺雄『日本人の教養 混迷する現代を生き抜くために』(朝日新聞出版、2011年)
・斎藤兆史『教養の力 東大駒場で学ぶこと』(集英社新書、2013年)
・小林康夫、山本泰『教養のためのブックガイド』(東京大学出版会、2005年)
・立花隆、佐藤優『ぼくらの頭脳の鍛え方』(文春新書、2009年)
・小林朋子『ニッポン人だけが知らない 世界を動かす国際教養』(ルネッサンス、2013年)
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 06月号の特集「世界に通用する「教養」を身につけよう。」

 もちろん、これ以外にも数多くの論考があろう。こういう本や雑誌が書棚に並んでいること自体、私自身教養が足りないということを証明するものなので、お恥ずかしい限りだし、教養について語るということ自体、おこがましいところもある。どうか、この点は大目に見ていただきたい。

経済・政治分野のリーダーにとっての教養とは

 さて、反発も含め、「教養」ということがそれなりにスポットライトを浴びる時代環境になってきているようではある。こういう中で、主として経済・政治といった分野のリーダー(およびその予備軍)にとっての教養とは、どういうものなのだろう。

 ごく単純化してしまうと、「教養」を身につけることには、おおよそ3種類の目的があるようだ。

(1)より良い判断・行動をする
(2)より良く生きる
(3)共通知を身につける
 という3つである。

 今回は、「より良い判断・行動をする」という狙いについて述べてみたい。

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「リーダーが身につけるべき教養の3つの目的とは」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCG シニア・アドバイザー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経てボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。BCG日本代表、グローバル経営会議メンバー等を歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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