• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

よい回り道をした、経済学の学び方

米スタンフォード大学星岳雄教授に聞く

2013年6月6日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 日経ビジネスオンラインで大好評の連載、池上彰さんの学問のススメ。今回からは5週連続で、5月31日に発売した日経ビジネス別冊「新しい経済の教科書2013~2014年版」冒頭に掲載した星岳雄・米スタンフォード大学教授との対談を、フルで掲載します。

池上:今日は、スタンフォード大学教授で、『何が日本の経済成長を止めたのか―再生への処方箋』(日本経済新聞出版社)の著者である星岳雄さんに、まさに本のタイトルについてのお話を伺います。

 が、その前に。私は今、東京工業大学のリベラルアーツセンターで学生を教えておりまして、教養教育には強い関心を持っているところです。

 星さんは、東京大学教養学部のご出身ですね。

星 岳雄(ほし・たけお)
米スタンフォード大学教授。1983年東京大学教養学部卒、米マサチューセッツ工科大学経済学博士(Ph.D.)。米カリフォルニア大学サンディエゴ校教授などを経て現職。近著に『何が日本の経済成長を止めたのか―再生への処方箋』(日本経済新聞出版社)がある。(写真:菅野勝男、以下同)

:はい、そうです。

池上:となると、そのお話も伺わないわけにはいきません。なぜ教養学部を選ばれたのですか。

:私は、もともとは文科二類に入学しました。ここへ入ると、黙っていれば経済学部へ進みます。

池上:東大文二というと、学生が勉強をしないことで有名ですね(笑)。

:勉強をしなくてもいいですが、やりたい人はやってもいい、ということだと思います(笑)。

池上:なぜ文二から教養学部へ進まれたのですか。


社会学の入り口として経済を学びたかった

:私が文二を選んだのは、経済学、特に計量経済学を学びかったからです。

池上 彰(いけがみ・あきら)
ジャーナリスト。1950年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。社会部記者として経験を積んだ後、報道局記者主幹に。94年4月から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役として、様々なニュースを解説して人気に。2005年3月NHKを退局、フリージャーナリストとして、テレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活躍中。2012年4月より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授として東工大生に「教養」を教える。主な著書に『伝える力』(PHPビジネス新書)、『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川SSC新書)、『そうだったのか! 現代史』(集英社)など多数。

池上:計量経済学というのは、経済の理論によるモデルに、実際の統計データを当てはめて、その理論が正しいかどうかを分析する学問ですね。

:ええ。ところが、当時の東大の経済学部には統計学の先生方はいらっしゃいましたが、その経済への応用に力を入れている方があまりいらっしゃらなかった。むしろ駒場(東大教養部)に多かったんです。廣松毅先生、中村隆英先生、村上泰亮先生、みなそうです。

池上:当時の教養学部には、経済以外では、どんな教授がいらしたんでしょうか。

:やはり経済学ですが西部邁先生、舛添要一先生……。こういった魅力ある先生が多かったので、引き寄せられた面もあります。

 あと、もうひとつ教養学部を選んだ理由に、私にはマルクス経済学がよくわからなかったことがあります。

池上:そこから、星さんの経済学への邁進が始まったということですね。

:実は、経済学をこんなに長くやるつもりはなかったんです。私が学びたかったのは、政治や経済などを包括する総合的な社会科学ですが、その入り口として、経済学が適していると判断したのです。

コメント0

「池上彰の「学問のススメ」」のバックナンバー

一覧

「よい回り道をした、経済学の学び方」の著者

池上 彰

池上 彰(いけがみ・あきら)

ジャーナリスト

1950年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。報道局主幹を経て、2005年3月よりフリージャーナリストとして活躍中。2012年4月から東京工業大学で東工大生に「教養」を教えている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官