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現代のグローバルリーダーに欠かせない7つの教養

「共通言語」なくして海外のリーダーとは渡り合えない

2013年6月24日(月)

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 3回にわたって、教養にまつわる話、中でも「教養の目的、その内容」についての議論を繰り広げてきたが、今回はいよいよ最終回となる。

 さて、「リンガ・フランカ」という言葉がある。「共通言語」、もう少し丁寧に言えば「コミュニケーションを成立させる土台となる言語」という意味で、もともとはラテン語を意味した。

 中世以降のヨーロッパで、フランス語、ドイツ語、英語といった民族(あるいは国家)ごとに地域言語が確立していった際、共通のコミュニケーション・ツールがラテン語だったからだ(当然、リンガ・フランカ、という言葉自体もラテン語)。現代においては、英語が、好むと好まざるにかかわらずリンガ・フランカになっているのはご承知の通り。

 このリンガ・フランカという言葉、狭義の「言語」そのものだけでなく、比喩的に、コミュニケーションをする際の「共通の土台」「基本知識」という意味で使われることもある。

 今回のシリーズのテーマである「教養」。これを獲得する目的の1つは、国を超えたビジネス・リーダー間での議論の「共通の土台」であり「基本知識」を習得することだ。この文脈で考えると、現代の教養とは、現代のリンガ・フランカである、といってもよいのではないかと思っている。

現代の大学の教養科目の源泉となった「自由7科」

 いったん、話を中世以降のヨーロッパに戻させていただこう。12世紀ごろから欧州のいくつかの都市で高等教育機関としての「大学」が登場し始めた。パリ、ボローニャ、そしてロンドン(オックスフォードとケンブリッジ)などである。これらの大学では、ラテン語で教育される必須科目として、自由7科と呼ばれる知識体系があったという。

 現代の大学における教養科目の源泉でもあるのだが、以下の7つだ。

 まず、ラテン語にかかわる3科。
(1)文法
(2)論理学
(3)修辞学

 そして、もう少し広い「共通知識」を得る4科。
(4)天文学
(5)算術
(6)幾何学
(7)音楽

 音楽が入っているのが、なかなか面白いところだ。

 この自由7科の現代版は、どのようなものになるだろうか。現代のリーダー、特にビジネスリーダーたちが、国境を越えてコミュニケーションするうえでの土台となるもの。広義の現代のリンガ・フランカだ。

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「現代のグローバルリーダーに欠かせない7つの教養」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCGシニア・パートナー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経て現在に至る。事業戦略、グループ経営、M&Aなどの戦略策定・実行支援、経営人材育成、組織能力向上などのプロジェクトを手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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