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「女の幸せは“出産”にあり?!」 すれ違う男と女の幸福学

「幸福経営」に学ぶ社員の幸福度の高め方

2013年7月9日(火)

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 「やっぱり女の幸せっていうのは、子供を産んで育てることなんですかね?」

 あらら。そ、それを私に聞かれても、正直困るのではありますが……。

 先週、多くの方たちが驚き、祝福し、そして、激励した、安藤美姫さんの出産&現役続行報道の翌日。ある男性に冒頭のように聞かれてしまった。

 そう。私的には、“聞かれてしまった”感、ありありだったのである。

 「結婚しても人生観は変わらなかったけど、出産したら激変した」
「子供のおかげで、仕事と家庭のリセットボタンがうまく入るようになった」
 「こんなに自分のことを愛してくれる男性(=自分の息子)がいるってことに、最高の幸せを感じた!」

 子供を産んだ友人たちから、こんな“母親になる幸せ”話を聞かされたことは度々ある。だが、残念ながら私には未知の世界。

年齢を重ねると出産ネタはタブーなのだが…

 おまけに、年齢を重ねてくると、お互いの事情をかなり分かり合った友人同士でないと出産ネタはタブーの1つになる。40歳を過ぎて、「女の幸せって、出産よね~」なんて無神経なことを言う人は滅多にいない。その一言が、どれだけの人を傷つけるかが分かるから。

 欲しくても子供ができなくて悩んでいる人もいるし、何らの理由で出産をあきらめた人たちもいる。もちろん中には、私のように「欲しいとも欲しくない」とも積極的に考えることなく、今の年齢になってしまったケースもある。そんな私でさえも、「女の幸せは、子供を産むこと」なんて言われたりすると、少しばかり金縛り状態に陥ってしまうからだ。

 怒りとか、不愉快とか、へこむとか……。そういった類の感情とは全く違って、「あ~、確かに私は子供を産むことも、家族を作ることもしないで、生きてきてしまったのか」などと、改めて気づかされ、眉間にしわが寄り、ただただ金縛り状態になってしまうのだ。

 まぁ、腫れ物に触るように扱われるよりよほどいいけど、それほどまでにセンシティブな問題。それに、女であれ男であれ、幸せほど主観的なものはないわけで。幸せのカタチに、女も男もない。だから、次のような答え方しかできなかった。

 「子供が欲しくても願い通りにいかない方たちもたくさんいるし、同じ女性でも考え方も、生き方も十人十色。ただ、出産は結婚とは比べものにならないほど、女性にとって人生の大きな転機になるので、現実にそういう可能性に直面したときには悩むでしょうね。子供が生まれたら、それまで通りの働き方は難しくなるでしょうから」

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「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「「女の幸せは“出産”にあり?!」 すれ違う男と女の幸福学」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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