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「ペットが病気で休む」“アホ部下”は今も健在? 現代の職場崩壊の深層

仕事に意味を見いだせない時代に管理職が直面する四重苦

2013年7月30日(火)

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 「どうせアイツらはやらない。だったら、バカらしいからオレもやらない。悪貨が良貨を駆逐する。理解不能を通り越して、怒りしか湧いてきません。ちょっと爆発させてもらってもいいですか?」

 というわけで、今回はまずは、中小企業の部長職の男性49歳の“大爆発”からスタートです。テーマは……、「理解不能部下」、「育たぬ部下」……、「育たぬ部下に苦悩する上司」……、う~む、問題の根本はもっとほかにあるような気がしなくもないので、とりあえずは、彼の“大爆発”からお聞きください。

 「ホントに頭を抱えています。打つ手がないというか、何というか。次から次へと問題ばかり起こすし、あぜんとすることの連続です。とにかく、全く当事者意識がない。問題を起こしたとしても、まるで人ごと。平気で遅刻してくる。何かといえば、『上から目線』と上司を批判するし、ちょっと強く言ったり、注意したりするだけで、突然会社に来なくなる」

 「大体、会社って、彼らが自分のスキルを磨くためだけにあるわけじゃないでしょう。なのに、『やりたいことができない』と文句ばかり言う。社会貢献をしたいという高い意識を持つのは結構なことです。でも、会社はボランティア団体じゃないので、利潤を追求するのは当たり前。それなのに、キミの給料はどこから出ているんだって怒鳴りたくなるような、訳の分からないことを偉そうに言うわけです」

言われたこと以外は一切しない部下たち

 「しかも、自分のこと以外は一切やろうとしません。で、二言目には、『言ってくれればやります』って。1から10までずっと付きっきりで教えなきゃいけないのか、と言いたくなる。どうにか成功体験を味わわせてやりたいと思うのですが、言われたことしかやらないから、成功も失敗もへったくれもない。ああ、何かいろいろとつまらないことまで思い出してきてしまいました。ついでなんで、言ってもいいですか? っというか言わせてください。電話が鳴っても出ない、面談で『専業主婦になりたい』と平気で言う。あ~~、思い出すだけでムカムカしてきました。すみません」

 「もちろん昔から、困った部下はいました。逆に言うと、今だってやる気があって、頼もしい部下だっています。でもね、今って明らかに上司を悩ませる部下の割合が高くなっている。しかも30を過ぎて40近くになっても、当事者意識を持てないヤツが多すぎる。うちのような中小企業だと、3人のうち1人がやる気を出しても、あとの2人がダメだと、やる気のある社員が、一生懸命やるのがバカバカしくなって毒されていく。悪貨が良貨を駆逐するんです。こんなふうに言いたくはないですけど、会社って彼らのためにあるわけじゃない。会社のためになるような働き方をしてくれよと。ちょっと大げさかもしれませんが、学級崩壊ならぬ、職場崩壊ですよ」

 以上で、彼の大爆発は終わりです。

 いやはや、あまりの勢いに、こちらもついつい笑いそうになってしまうほどでして。部下の話になった途端、ダムが決壊したかのように、出るわ、出るわ。まぁ、よほどストレスがたまっていたのでしょう。言い終わったあとは、「すみません」とひたすら頭を下げるので、何だかこちらまで申し訳なくなってしまったのでありました。

 とはいえ、「今どきの若者は~」とか、「今どきの部下は~」と嘆くのは、年を取った証拠でもある。

コメント97件コメント/レビュー

結局、タイトルだとか言葉尻だけを拾い集めて、本筋とは違うところでコメントが荒れるところに、浅はかで上っ面にしか読解しない愚かさが透けて見えて不愉快です。(2013/08/06)

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「「ペットが病気で休む」“アホ部下”は今も健在? 現代の職場崩壊の深層」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

結局、タイトルだとか言葉尻だけを拾い集めて、本筋とは違うところでコメントが荒れるところに、浅はかで上っ面にしか読解しない愚かさが透けて見えて不愉快です。(2013/08/06)

映画を観るから、デートするから、宅急便の荷物が来るから。そんな理由で会社を休める社会が望ましいと、個人的に思います。なので、私の会社では休む理由を尋ねたことはありません。(2013/08/06)

一度、平日の昼間の動物病院に行ってみてはいかがですか?結構男性が多くてびっくりしますよ。小型犬一匹に老夫婦お揃いで付き添ってくるなんてのは序の口で、働き盛りの世代も少なくないです。カップルで来ている人もいれば、お父さん一人で来て、待合室で待っている間に携帯が鳴り出し慌てて外に出て仕事の話(多分)をしてるなんて光景はかなり新鮮です。若い母親が多い小児科より余程男性率が高いと思います。重要な会議やお客さんとの打ち合わせをすっぽかすのはともかくとして、ペットも命あるもの、具合が悪ければ病院に連れているのは当たり前の世の中です。(2013/08/05)

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