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「えっ、無意識に嘘?」 情報公開を阻む人間の暗部

リーダーは原点に立ち戻ってぶれない覚悟が問われる

2013年9月10日(火)

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 天気がおかしい。というか、「最近、異常じゃない?」って誰もが認めざるを得ないほど、危険な気象現象が頻発している。1時間に100ミリを超える豪雨が全国各地で頻発し、竜巻があちらこちらで発生し……。「長いこと、この場所に住んでるけど、こんなの初めて」と多くの人たちが困惑している。

 数年に1度起こるかどうかの“まれな現象”が、毎日にように起きているのだ。

 私の記憶では、100ミリ以上の大雨がニュースのトップ項目に踊り出たのは1997年。福岡で1時間に97ミリという集中豪雨で被害が出て、「1時間100ミリの雨って、いったいどんな雨なんだ?」と世間を驚かせた。

 最近では気象ネタがニュースのトップ項目になることは珍しくなくなったが、あの頃はまれ。台風が関東を直撃する以外はほとんどなかった。それほどまでに「1時間100ミリの雨」は、ニュースバリューのある“事件”だった。

 それが、今では1日にいくつもの地点で観測されているのだ。

 9月4日には、岐阜県の海津市海津付近、海津市平田付近、輪之内町付近で、約110ミリ、岐阜県安八町付近で約100ミリ、愛知県の名古屋市中区付近、港区付近で約110ミリ、春日井市付近で約100ミリと、たった1日で7カ所の地点で1時間100ミリ以上の雨が記録されたのである(いずれも気象庁から発表された記録的短時間大雨情報)。

 しかも同日には、栃木県の矢板市、鹿沼市などで、竜巻が発生。建物の屋根が壊れるなどの被害が出た。

 あれ? 今回のテーマは、“昨今の異常気象について”ですかって? いやいや、そういうわけではありません。

 今回のテーマは、「情報伝達のジレンマ」です。

 まずは、先月、ある地方自治体の講演会に呼んでいただいたときに、役場の人たちが話してくれた、苦しい胸の内をお聞きください。

 「最近は、ちょっとでも何かあるとすぐにクレームがくるので、情報発信の仕方がホントに難しい。警報が気象庁から発令されても、何も起きなかったりすると住民から怒られる。空振りになったときのことを考えると……出そうか出すまいか、躊躇してしまうんです」

 「一昨年、那智勝浦で豪雨が降って大きな被害が出た時に、避難勧告の遅れが指摘されたのを覚えていますか? 役場の怠慢みたいに批判した人たちもいたようですけど、ずいぶんと悩んだと思いますよ。だって、避難指示を出したことで避難する途中で被害が出れば、タイミングが遅いだのなんだのとたたかれる」

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「「えっ、無意識に嘘?」 情報公開を阻む人間の暗部」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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