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東京五輪でも米NBCは再び暴挙に出るのか?

IOCとステークホルダーたちが繰り広げる“駆け引き”の行方に注目

2013年9月20日(金)

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 本来、今回のコラムでは前回に続きエネルギー飲料「レッドブル」の非常識マーケティングに関して、その後編を書く予定でした。しかし、東京が2020年のオリンピック開催地に決まったことを受け、イレギュラーですが、米国における東京オリンピック決定報道の伝えられ方や、今後の課題などについて解説してみようと思います。

 個人的には、久しぶりに日本に明るい話題がもたらされたという感じで、米国に居ながらもメディアから伝わる日本の世相がパッと明るくなったような印象を受けました。この場を借りて、大会招致に尽力された皆様の努力に敬意を払うと同時に、東京五輪が停滞した日本社会に再び活気をもたらすきっかけになることを期待したいと思います。

 さて、このように日本人としては非常にうれしいニュースだったわけですが、スポーツ大国アメリカでこのニュースはどのように報じられたのでしょうか?

 ブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会(IOC)総会で最終投票結果が発表され、晴れて日本が2020年の五輪開催地に決定したのは、日本時間で9月9日(月)の午前5時頃でした。

米国でほとんどスルーされた東京五輪決定

 米国での報じられ方ですが、結論から先に言ってしまうと、残念ながら東京オリンピック決定のニュースは通常の米国内のスポーツ報道にかき消され、事実関係のみが淡々と伝えられたという感じでした。一般の米国民の間では、気にも留められずほとんどスルーされている雰囲気でしょうか。「あ、何かそういえばそんなニュースを聞いたかもしれない」というレベルです。

 メディアによる報道では、特にテレビでは、サラッと事実だけ流されて終わるというケースが多く、後日活字メディアが多少解説入りで報じるというパターンが多かった印象を私は持っています。

 活字メディアでは、「有力候補都市のいない中で最も無難な選択」というストーリーラインが多く、「トルコ国境付近のシリア紛争や反政府運動の心配があるイスタンブール、経済的不況や失業率の上昇が顕著なマドリードと比べ、東京はIOCが最も安心できる都市」という論評が多かったようです。

大きく報じられなかった2つの理由

 日本でのお祭り騒ぎとは対照的に、スポーツ大国アメリカで東京五輪決定のニュースが大きく取り上げられなかったことを意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その原因は大きく2つ指摘することができます。

 1つ目は、当然なのかもしれませんが、アメリカの都市が大会招致に立候補していないためです。米国では、2016年の五輪招致に向け、シカゴやロサンゼルス、サンフランシスコなどの都市が立候補に意欲を示し、シカゴが国内候補都市として決定。そのシカゴは1回目の投票でリオデジャネイロ、マドリード、東京を相手に早々に敗れてしまいました。

 シカゴの敗北を受け、米オリンピック委員会(USOC)は、2020年の五輪招致に国内都市からの立候補を受け付けないことを発表しています。つまり、米国民は2020年五輪招致について、初めから関心がほとんどなかったのです。

コメント3件コメント/レビュー

JOCも金塗れだよなー。誘致合戦というより接待合戦だったし、ロス開催から銭、銭、銭の為なら何でもOKになったオリンピック開催は醜悪なのもになった。(競技を見るのは好きだけど)(2013/09/20)

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「東京五輪でも米NBCは再び暴挙に出るのか?」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

JOCも金塗れだよなー。誘致合戦というより接待合戦だったし、ロス開催から銭、銭、銭の為なら何でもOKになったオリンピック開催は醜悪なのもになった。(競技を見るのは好きだけど)(2013/09/20)

アメリカは何でも自国が一番と思っている国なので、他人を自国の都合に従わせようとするだけです。そして今のオリンピックに限らず大きなスポーツは金まみれだという事。金の力で何でも捻じ曲げることができるため、「参加することに意義がある」と言っていた時代から、資金の有無ですべてが決まる時代に変わっただけでしょう。このような現状でもスポーツ界は健全な世界だと言えるでしょうか?(2013/09/20)

NBCが日本を含む世界全域への独占放送権を得たりして…。(2013/09/20)

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