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「部下のためは、もうウンザリ!」 40代を襲う現場回帰

思い通りにならない状況に、気持ちが萎えていませんか?

2013年11月12日(火)

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 今回は、「40代の壁」について考えてみようと思う。

 「なんで、こんなに大変な思いをしてまでやらなくちゃ、いけないんだって、思うときがある。『もういいよ、やめちゃおうぜ』って。でも、その一方で、『これって逃げてるだけだろ?』って、たしなめるもう1人の自分もいるんだよね」。

 先日、久しぶりに会った学生時代の男性の友人はこう漏らした。

 彼は某新聞社に勤め、いくつかの賞をとるなど活躍してきた記者である。その彼が部長になったのは、今から3年前のこと。その彼が現在ぶつかっている“壁”が、同い年の私にとって、実に考えさせられるものだったのである。

 まずは、「やめちゃおっかなぁ~」っと、本音をポロリとこぼしてしまった、悩める47歳とのやりとりから、ご覧ください。

「ホントに、これでいいのか?」と自問自答する47歳

 「もともと記者になりたくて、この会社に入ったので、管理職になることに興味はなかった。でも、30代後半で組合をやって、考え方が少し変わったんだ。現場がもっと働きやすく、やりがいをもって仕事ができるようにしたいって。そのためにがんばってる先輩たちを見て、もし、自分にそういった権限がもてるチャンスが与えられたら、受けようと思うようになった」

 「だから部長に昇進したとき、うれしいとは思わなかったけどミッションをすごく感じた。うちの会社では課長は、現場のリーダーみたいなもの。でも、部長になれば社内のいろんな権力へアクセスできる。ただね~、実際に部長になってみると想像以上に大変で、現状を打破したいという気持ちとは裏腹に、現状打破することの難しさも痛感した」

 「それでもとにかく必死に、この3年間やってきた。ところが先日、上司に呼ばれて、異動の可能性を示唆されちゃってさ。なんかふと我に返ってしまったんだよなぁ~」

 「え? 異動って、左遷? 降格? 一生懸命やってきたことが、評価されなかったの?」

 「その逆だよ。役職は同じ部長だけど、ね」

 「だったら、よかったじゃん。何が不満なの?」

 「ホントに、これでいいのかって。同じ部長でも、今まではどちらかといえば現場に近い部長だったけど、今度は完全に経営サイド。今の部署では、記事をチェックすることもあるし、休んだ部下の代わりに仕事をすることもある。でも、打診された異動先は人事部。完全に現場を離れて、経営側に参画することになる。それでいいのかって」

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「「部下のためは、もうウンザリ!」 40代を襲う現場回帰」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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