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英語コミュニケーション力を高める2つの切り口

改めて考える「英語を学ぶ」ということ(その3)

2013年11月18日(月)

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 さて、今回は英語を論理的に書く・話す、という話と、オーラル・コミュニケーションの話をしてみたい。

 「英語は、日本語よりも論理性を要求する言葉なので、論理的に書き、話せないと、本当には通じない」

 「英語で話すときは、まず結論をシンプルに。その後、その理由を述べていくのがよい」

 こういった意見を目にしたり、耳にしたりした方も多いだろう。

 英語で何とか仕事をしてきた1人としては、どれも、まさにその通り、と思うのだが、典型的日本人にとっては、どうやってそこに到達するかが問題だ。

英語のコミュニケーション力を構成する2つの能力

 少し因数分解してみると、上記のような英語コミュニケーション上の力は、(1)英語に即した論理構造を構築する能力」(2)「ぼんやりしたイメージを、端的な言葉に結晶化する能力」──の2つから成り立っている。

 自分自身の経験や、仕事の上で後輩を教えた経験に基づいた考え方に過ぎないけれど、英語を学びながら「日本語でこれら2つの能力を高めていく」という日英両方からのアプローチが、最も効果的なのではないかと感じている。

 実際にやってみると、日本語での知的能力を高めるという作業が、ある段階から英語の運用能力を高めることに、自然とつながっていく、という感覚だ。英語を徹底的に鍛えることだけでも、これらの能力は高め得るのだけれど、日本で教育を受けたノンネイティブにとっては、日本語で新しい能力をつけ始める方がよほど楽だし、スピードも速いように思える。

 まずは、論理構築能力から。

 ビジネスの場で使われるような英語の論理構造は、いわゆる「ピラミッド構造」になっている。結論を頂点に、それを支えるデータや論理が、何段階かのレベルにわたって積み上げられている、という形式だ。

 私自身、駆け出しのコンサルタントの頃、日本語・英語それぞれについて論理の緩さを何度も突き付けられ、必死になって身につけようとした経験がある。その際に役立ったのは、欧米言語における論理構造について、詳しく解説してくれる、バーバラ・ミント著『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』(ダイヤモンド社)という書籍だった。

コメント1件コメント/レビュー

私の経験を紹介する。私は大学職業後数年で会社の部門を代表して親会社の有るアメリカでの駐在員生活を経験した。行った当初は英会話力は不十分で、電話での会話は殆ど出来なかった。身振り手振りや書き物を見せる事で何とか相手にこちらの意思を伝えるレベルでしかなかった。ところが、会議には招集され、各国の役割分担等がその場で決められ、黙っていると貧乏くじしか残らないという事実が分かって来た。「本国に相談してから」なんて発言をしても同意は全く得られない。「国を代表してこちらにいるのだろう?」と言われてしまうだけだ。そこで、少なくとも重要な事を討議/決定する会議では自分として最善の方法を主張する事を始めた。言葉足らずであっても相手に通じるまで諦めてはいけない。こういった経験を通じて自分自身を主張する方法も自然と身に付いたと思う。言い回しの方法等は他の国のメンバーの言い方を真似する事も次第に身に付けた。外国で実践的に英会話力を身に付けた人にこのパターンは多いのではないかと思います。では国外での生活体験無しに力を付けるにはどうしたら良いかと言うと、近くにいる外国人との会話を実践するのが良い。一般人がいなくても英会話教室には何処へ行ってもいる筈だ。日本人同士だとどうしても照れてしまい、躊躇してしまう事が多い。そう言う意味からも国内企業で会議を全て英語でやると決めた会社は素直に「すごい!」と思う。日本の国際化は英語力だけでは出来る事も少ないが、他国の文化を知るにも英語を通じて吸収した方が腹に落ちると思う。日本では小学校からの英会話の必須授業化がようやく始まろうとしているが、躊躇する事無く推進してもらいたい。(2013/11/18)

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「英語コミュニケーション力を高める2つの切り口」の著者

御立 尚資

御立 尚資(みたち・たかし)

BCG シニア・アドバイザー

京都大学文学部卒。米ハーバード大学経営学修士。日本航空を経てボストン コンサルティング グループ(BCG)に入社。BCG日本代表、グローバル経営会議メンバー等を歴任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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私の経験を紹介する。私は大学職業後数年で会社の部門を代表して親会社の有るアメリカでの駐在員生活を経験した。行った当初は英会話力は不十分で、電話での会話は殆ど出来なかった。身振り手振りや書き物を見せる事で何とか相手にこちらの意思を伝えるレベルでしかなかった。ところが、会議には招集され、各国の役割分担等がその場で決められ、黙っていると貧乏くじしか残らないという事実が分かって来た。「本国に相談してから」なんて発言をしても同意は全く得られない。「国を代表してこちらにいるのだろう?」と言われてしまうだけだ。そこで、少なくとも重要な事を討議/決定する会議では自分として最善の方法を主張する事を始めた。言葉足らずであっても相手に通じるまで諦めてはいけない。こういった経験を通じて自分自身を主張する方法も自然と身に付いたと思う。言い回しの方法等は他の国のメンバーの言い方を真似する事も次第に身に付けた。外国で実践的に英会話力を身に付けた人にこのパターンは多いのではないかと思います。では国外での生活体験無しに力を付けるにはどうしたら良いかと言うと、近くにいる外国人との会話を実践するのが良い。一般人がいなくても英会話教室には何処へ行ってもいる筈だ。日本人同士だとどうしても照れてしまい、躊躇してしまう事が多い。そう言う意味からも国内企業で会議を全て英語でやると決めた会社は素直に「すごい!」と思う。日本の国際化は英語力だけでは出来る事も少ないが、他国の文化を知るにも英語を通じて吸収した方が腹に落ちると思う。日本では小学校からの英会話の必須授業化がようやく始まろうとしているが、躊躇する事無く推進してもらいたい。(2013/11/18)

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長