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「オッサンを撲滅せよ!?」 群れる掟が産み出すストレス

「自分でコントロールする自由」を持とう!

2013年12月24日(火)

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 今夜はイブ。イブが終われば、大みそか。またもや、一年が終わってしまう。毎年のことだが、年末はやたらと忙しく、あわただしい。

 などと「あっという間」「あわただしい」といったお決まりの文句を並べながら、この時期はコラムを書くことになる。

 はい、そうです。2013年最後の更新。というわけで、今年インタビューにご協力いただいたり、取材させていただいた、たくさんの方たちのことを振り返りながらテーマを選びました。

 脱Time Macho=脱“オッ様”――。これが今回テーマです。

 Time Machoとは、アン・マリー・スローター米プリンストン大学教授が、「家庭とキャリアの両立を阻む男社会の壁」を論じる際に使った言葉で、「長時間労働を美徳とする社会」というニュアンスを含んだ表現である(参考コラム:「女性はすべてを手に入れられない!」―Time machoの不毛と本当の幸福)。

 「マッチョ」という単語は通常、男らしさを示すので、私はその皮肉めいたニュアンスがえらく気に入っている。

 しかしながら、日本の場合はマッチョというより、オジサン。
 オジサンというより、オッサン。
 オッサンも、ちょっとばかり気が引けるので、“オッ様”。

 要するに、日本の企業に根深く残る、オッ様的働き方への疑問を、多くの人たちが抱いている。そう、感じることの多い一年だったのである。

  • なぜ、有給休暇を取るのにあれこれ言われる?
  • なぜ、育児休暇を取るのにイヤな顔をされる?
  • なぜ、上司よりも先に帰ると嫌味を言われる?
  • なぜ、これだけネット環境が整っているのに、自宅勤務が許されない?

 これって、何かおかしいっしょ?

 そんな不満を漏らす声を、あちこちで耳にした。

 私自身、オッ様的思想や働き方に納得できず、そういった内容のコラムを幾度となく書いた。女性活用という名のもと、「女性もリーダーにならなきゃダメ」「育児とキャリアを両立しなきゃダメ」「子どももちゃんと産まなきゃダメ」のダメダメ尽くしに、「これって、女たちもオッ様になれってことじゃん。そんな働き方、誰が求めてるんだ」と辟易した。

 まぁ、私の場合は組織にいるわけじゃないので大したストレスにはならなかったけど、企業に勤める人たちにとっては、ズシリと重たくのしかかる。

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「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「「オッサンを撲滅せよ!?」 群れる掟が産み出すストレス」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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