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アフリカで日本車が売れるのは「中国のおかげ」

平野克己・アジア経済研究所上席主任研究員と考える「アフリカビジネス」(その2)

2013年12月26日(木)

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 2007年に始まった日本のアフリカブームは今年、最高潮を迎えています。6月に開催された「第5回アフリカ開発会議(TICAD5)」を経て報道合戦もピークに達しました。

 アフリカビジネスをテーマにしたこの対談。第1回では、日本でアフリカブームが起きた理由は、意外にも「中国」だということを紐解きました。日本が対外的に動くとき、そこには必ず中国か米国の存在があるというのです。

 では、中国はなぜそれほどまでにアフリカに入れ込んでいるのでしょう。第2回は中国の秘めたる野望について、平野 克己・アジア経済研究所上席主任研究員と解き明かしていきます。

(前回から読む

池上:いまやアフリカ大陸全土に100万人もの中国人がいます。どこの国へ行っても、道路工事や港湾工事を手がける中国人労働者の姿があります。日本人は大概中国人と間違えられます。スーダンでもケニアでも「ニーハオ」と声をかけられました。なぜ、中国は、これほどまでにアフリカに投資をしているんでしょう?

平野 克己
アジア経済研究所上席主任研究員(写真:大槻純一、以下同)

平野:ひとつは、中国自身の急成長を支えるために資源を確保しなくちゃいけない、そこでアフリカを押さえよう、というものです。で、もうひとつは逆、中国国内ではもはや生きていけそうにない中国企業をアフリカ市場に「派遣」してサバイバルしよう、というものです。

池上:なんと、一石二鳥、というわけですか! 資源を確保するために開発の進んでいないアフリカを囲い込もう、という一方で、国内でやってけそうにない中国企業が活動するマイナーリーグとしてアフリカ市場を見立てる。前者は容易に想像がつきますが、後者はちょっとびっくりです。

平野:池上さんが前回も話題にしていた「中国人がアフリカで問題を起こしている」という話、ありますよね。あの手の話がなぜ出るかというと、100万人も中国人がアフリカにいるから、というだけではなく、アフリカに進出している中国企業のなかには、問題を起こしがちな中小企業が多く含まれているから、なんですね。

池上:中国版の「ブラック企業」がアフリカへ渡り、そこで働く中国人たちの素行に問題が、というわけですか。アフリカにしてみると、たまったものではないですね。

コメント6

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「アフリカで日本車が売れるのは「中国のおかげ」」の著者

池上 彰

池上 彰(いけがみ・あきら)

ジャーナリスト

1950年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。報道局主幹を経て、2005年3月よりフリージャーナリストとして活躍中。2012年4月から東京工業大学で東工大生に「教養」を教えている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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