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下北はどうやら端北沢(ハシキタザワ)に変わるらしい

若者が惹かれる街には特徴があります。

2014年3月27日(木)

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 下北沢の変化にお気づきの方も多いでしょう。昨年の小田急線地下化に始まり、駅周辺の再開発。戦後に生まれた名物市場も風前の灯火。南口商店街は、気がつけばチェーン店が増殖している。

 久しぶりにシモキタを訪れた方は、その変わりようにがっくりきているかもしれません。それでも、週末には若者がドット押し寄せ、人にぶつからないで歩くのが困難なほど。まだシモキタ魂は息絶えていないようなのが救いです。

 全国どこへ行っても、下北沢=若者のマチというイメージで、シモキタブランドの強さが浸透しているからなのでしょう。

どうして若者が好んでシモキタに行くのか?

 以前から、どうして若者が好んでシモキタへ行くのかを考えていました。たぶん、その答のひとつが、オトナが若者にプレッシャーを与えないマチであるということ。路地ばかりでどうということはないマチですが、そこにオトナのうるさそうな空気がない。

 もともと小さな個人商店が多く、若者がそのままオトナになったような人がやっているお店が軒を連ねているからなのでしょうか。

 もうひとつは、路地から路地に迷路のようにつながっているマチの構造。どこからがこちら側でどこからそちら側に足を踏み入れるのか、境界が曖昧なまま。それが、返って気持ちいい原因になっているのかも知れません。

 そのせいなのか、ちっとも前に進まない“足踏みウォーク”が頻発。目的さえも意味をなさない空間になっている。急いでいるオジサンにとっては、ちょっとイラッとすることもありますが、そこは大目に見て。

 その妙ちきりんなシモキタが、私鉄沿線のどこにでもあるようなマチに変貌しようとしているのです。

 小田急線の地下化にともない出現する膨大な線路跡地。なんと約2キロで、面積は約2万7500平方メートルにも及ぶ。小田急としては、当然商業価値の高い場所にしようと画策します。

 その方針の一端が昨年末に公表されました。

 下北沢の個性を尊重したとは言うものの、キーワードは「にぎわいや回遊性、子育て世代が住める街、文化」。どこかで聞いたことのあるような文言で、全国どこへ行っても出くわすような計画です。

 時代や価値観が大きく変わろうとするときに、毎度疑問に思うことです。近代化のために突き進んできた一本道を、まだ走ろうとしているのか。

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「下北はどうやら端北沢(ハシキタザワ)に変わるらしい」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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