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自己実現を目指す!コトラーのマーケティング4.0は日本企業の追い風

2014年10月8日(水)

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 先日、日本で開催された第3回ワールド・マーケティング・サミット。フィリップ・コトラー氏が2010年に「マーケティングで世界をより良く」のスローガンを掲げ設立したものです。私は参加しませんでしたが、コトラー氏がネスレ高岡浩三社長と共に出演されていたTV番組『日経プラス10』(BSジャパン)を拝見しました。

 その番組でコトラー氏が語っていたのが、マーケティング4.0。すでにご存知の方も多いと思いますが、ひとことで言うなら、自己実現をめざすマーケティング。番組を見ていて真っ先に感じたことは、まるで心理学の解説を聞いているようだということでした。

 元々、マーケティングは心理学に最も近い経済学と言われていますから、当然かもしれません。企業は、消費者とブランドとの絆をどうやって築くかということに躍起になっていますから、その心を見透かされているかのようです。

 それにしても、自己実現とは驚きです。金融資本主義が怪しくなり、グローバル経済においても物さしが非常に異なり、マーケターにとっては指針の見つかりにくい時代。モノかココロか。その揺れる心情をさらに揺さぶるような提案です。

マーケティング4.0とは

 いずれにしても、マーケティングの変化が加速していることは間違いありません。ま、時代と共にアッという間に変わるのがマーケティング。ここは冷静に再考する時が来たというシグナルでしょう。

 その変化を、コトラー氏は次のようにまとめていました。

  • *マーケティング1.0:製品中心主義(Mind)
  • *マーケティング2.0:消費者志向(Heart)
  • *マーケティング3.0:価値主導(Spirit)
  • *マーケティング4.0:自己実現(Self-Actualization)

 こうまでシンプルに規定されると、ドキッとされる方もいらっしゃるかも知れません。いまだに1.0止まりか、さすがに3.0は難しすぎるなどと。

 また、コトラー氏は日本が大好きだけれど、日本にはマーケティングの遅れている企業が多過ぎるとも話されていました。いいモノさえ作れば売れる。いまだに、そういう声があちらこちらで聞こえるのが実体ですからね。

 コトラー氏の4段階を見ていて感じるのは、やはり英語の方が的確に表しているということ。1.0は理性的なマーケティング。2.0は情緒的なマーケティング。3.0は存在意義的なマーケティング。そして、4.0ではじめて「自己」という言葉が現れる。コトラー氏はこう言います。マーケティングは、いまや企業の一部門に留まるものではなく、社会全体をより良くするために存在するもの。それを実現する新しい方法が、自己実現であると。

 会社のトップであれ、1人の社員であれ、若い企業家であれ、すべての経済活動をする人が自己実現を目指すことによって、より良い社会が達成されるのです。それは、自分の信じることを現実化することに他なりません。では、自己実現とは何なのでしょうか。

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「自己実現を目指す!コトラーのマーケティング4.0は日本企業の追い風」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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