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「勝ち組は“窓際族”?」 コスパ重視世代の損得勘定

雇用のミスマッチ、「犯人」は量産型“低レベル大学生”

2015年4月14日(火)

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 “窓際族”がちょっとした話題になっている。
 窓際族は勝ち組ー。憧れは窓際族ー。

 昭和の窓際族たちの切ない背中を知っている世代には、遠視気味の目をめいっぱい見開いて食い入るような発言が、ネットで飛び交っている。

 きっかけは、「新社会人よ、窓際を目指せ」というネットマンガが、4月1日に公開されたこと。

 エイプリルフールネタかと思いきや、その内容はかなり核心を突いた“優れモノ”で、実に巧みに時代を捉えていたのである。

目指すは、「閑職エリート」

 ストーリーは、入社した新人たちが社内見学で、「雑務課」の業務内容の説明を受ける場面から始まっている。

 雑務課とは、「仕事なんて何もしちゃいない 一般の社員が『あいつらと比べたら、自分はまだマシ』と見下すことで社内のメンタルヘルスケアに一役買っている部署なんだ」――。

 このシニカルな設定の雑務課に集まるのは、選び抜かれた(?)“閑職エリート”。新聞を広げ、おしゃべりをし、勤務時間を過ごす。正真正銘の“窓際族”である。

 「仕事なんて適当で調度良いのよ~」
 「一度きりの人生なんだし、楽しんだもの勝ちよ~?」
 「うちは年功序列だから、俺みたいないい加減なのも年収八百万は貰ってるし」
 「まあー君達みんな出世したら、俺の老後よろしくってコトで笑」

 雑務課が醸し出す底辺の空気に圧倒される新入社員に、のうのうとこう語りかけたのは、雑務課のトップ、田辺課長である。

 その社会人の誇りを微塵も感じられない課長の発言に、主人公の逆島君は、「本当の勝者はこの窓際だ」と、感銘を受け、“閑職エリート”を目指そうと決意。

  •  電話は絶対に取らない
  •  歓送迎会や花見は、「アマゾン来るんで」と断って帰る
  •  挨拶はしない、されても無視
  •  etc etc……

 「評価されない」、でも「解雇されない」働き方を、「窓際の椅子は誰にも譲らねえ!」と熱い思いでひたすら徹底し、めでたく雑務課への第一歩である北関東ダンボールセンターに左遷される――、というのが、第1話のストーリーである。

 まぁ、暇な人はぜひ見ていただきたい。かなり笑える。というか、かなり笑った。

コメント25件コメント/レビュー

草食系新入社員って感じなんでしょうか。適当に食べて・遊んで・暮らす分には、適当な報酬さえもらえればいい。だったらガムシャラに出世街道を進まなくてもよくない?という考えだと思いました。(2015/04/17)

「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」のバックナンバー

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「「勝ち組は“窓際族”?」 コスパ重視世代の損得勘定」の著者

河合 薫

河合 薫(かわい・かおる)

健康社会学者(Ph.D.)

東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究を進めている。働く人々のインタビューをフィールドワークとし、その数は600人に迫る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

草食系新入社員って感じなんでしょうか。適当に食べて・遊んで・暮らす分には、適当な報酬さえもらえればいい。だったらガムシャラに出世街道を進まなくてもよくない?という考えだと思いました。(2015/04/17)

窓際が上がりポストと考えるのは少し残念ですが、コスパ重視で考えることは労働者として必要なことと思います。世の中に割に合わない仕事というものはあるので、その仕事が好きでもない限り割の良い仕事の付くことは成功者への一歩です。効率よく稼いで仕事以外の楽しみが主役という人生もあるのです。(2015/04/15)

結局の所、採用する会社も、教育も学生自身も其々悪い。教育は高校位は受身の授業による学習から脱却すべきかと。後はテスト自身が本来何を測る為の物か本末転倒を正すべし。その延長が就職面接知識と模範解答の模倣を見る為で良いのか?企業は無駄に年と要領だけ向上した大学生ではなく、まだ若くて吸収力の高い高卒を雇って社内で染める方がマシとしないと駄目。学生側も大学で何やってたのか、そして会社ではイキナリ寄生を考えるようでも困る。(2015/04/15)

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