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究極の底値買い

  • 浅川 夏樹

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2006年10月12日(木)

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米国のヘッジファンド「アマランス・アドバイザーズ」の破綻で商品(コモディティー)市場から資金が流失しておりますが、投資の世界ではどんな状況でも収益を得る機会がございます。

お客様  「天然ガス価格の急落で破綻したヘッジファンドがあるって聞いたけれど、君は大丈夫だったの?」

夏樹  「大丈夫です。というよりも、最低投資額が高すぎるので投資できませんでしたよ」

お客様  「今回はいろいろな投資手法を併用する戦略を取っているマルチストラテジーのファンドが破綻したので、市場関係者がショックを受けているけど、おれたちも他人事じゃないよな」

夏樹  「直接には投資していないにしても、日本の年金基金もヘッジファンドへの投資が拡大していますよね。中でもボラティリティー(変動性)が低いマルチストラテジーや裁定取引のアービトラージで運用するものに投資が集中していますからね」

お客様  「まして、今回はエネルギー関連で失敗していることもショックが大きいと思うよ。日本の金融機関はこれからコモディティーファンドを本腰入れて販売しようとしていた矢先だし」

夏樹  「海外では昨年からかなりのコモディティーファンドやETF(株価指数連動型上場投資信託)が登場していますが、日本の個人投資家が購入できるようになるのはこれからですからね…」

お客様  「エネルギー関連は原油価格だけ見ても、2005年1月に1バレルが40ドル程度だったのが、今年の夏には70ドルを超えただけに投資商品の数は増えているけど、為替や株式や債券と違って市場規模はまだ小さいから過剰投資と指摘されている」

夏樹  「どんなものにも、適正な総投資金額というのがありますから、過大評価されている市場から過小評価されている市場へお金は流れますよね」

ヘルプのミチヨ  「なんか、お先真っ暗ですね。あれも駄目、これも駄目、期待できる投資先なんてなさそう」

お客様  「実業だと取引先が破綻すると結構難しいけれど、金融の世界ではそんなこともないよ。潰れた企業からでも収益のチャンスを狙えるから」

夏樹  「ディストレストですね」

ミチヨ  「なんですか、それ!?」

お客様  「通常、企業が破綻すると株式は紙くずになるけど、債券は必ずしもそうじゃないんだよ。ディストレストは、売掛金など回収できそうなローンや債券といった形の『債権』に投資する手法だよ」

夏樹  「私たちのお客様のご飲食代金の『ツケ』も売り掛けのまま回収できていなければ、私たちの債権になるのよ」

ミチヨ  「債権に投資すると、なぜ儲かるのですか」

お客様  「債権を保有している金融機関や投資家は、資産がゼロになる前に急いで売り抜けようとするから、取引価格の100%で売却できなくても30%でもいいから誰かに買い取ってほしいわけだな」

夏樹  「銀座のクラブで言えば、売掛金の100万円の未収を30万円の回収で納得しなきゃいけないのと似ているかも」

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