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インド株好走、130年の歴史で初のワケ

  • 豊島 信彦

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2006年11月14日(火)

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 インド株が活況だ。10月末、ボンベイ取引所(昨年8月にムンバイからボンベイに改称)の130年の歴史の中で、初めて株式指数「SENSEX(ボンベイ30種平均)」が1万3000ポイントに乗せた。11月に入ってもその勢いは止まらない。

 実はインドは「株式市場大国」である。5000社の企業が20もの取引所に上場している。その中で中核的なボンベイ取引所の(ウェブサイト) には「我々の歴史は東京証券取引所が設立された1878(明治23)年より3年古い」と記してある。その老舗が今頃になってなぜ?

 大きな流れからすると、インド経済の台頭と連動している。1990年代初頭から始まった市場経済の導入、資本の自由化政策がようやく2000年に入って功を奏し始め、その結果、2002年に経常収支が黒字化、その頃から株価の上昇が始まっている。インド経済は中国の10年遅れ、と言われるが、実際、2005年の名目GDP(国内総生産)は7270億ドルと、ちょうど10年前の中国に追いついた段階だ。  

 ところが、米国の著名投資家であるジム・ロジャーズ氏は「中国は良いが、インドは道路の整備も進んでおらず投資先にならない」と否定的だ。

変わるインド経済

 しかし、着実に中国の後を追っており、そのスピードは前回の記事で述べたベトナムと似ている。両国とも貧困層の支援を重点政策に上げていることや経済に占める農業の比率が高いことが共通しており、成長という視点からは重荷を背負っている。

 それでも、インドのGDP成長率はアジア開発銀行の「2006~2007年の展望」によれば、「昨年度(2006年3月期)は8.1%、今年、来年は7.6~7.8%の成長予想」とされている。冒険投資家と異名をとるロジャーズ氏が自動車旅行の際に悪戦苦闘した道路の悪さも改善しつつある。

 現在、3つの全国コリドー(回廊)計画が進行中だ。6年前に10年計画でスタートした50億ドルのプロジェクトだが、環状線のゴールデンコリドー(5846キロメートル)など、インドを1周ないし縦貫する道路の建設が進んでいる。これで地方ごとに細切れに開発されていたインド経済が、全国統一され新たな展開期を迎えるはずだ。

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