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中国の外貨準備って大丈夫なの?

  • 浅川 夏樹

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2006年11月30日(木)

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中国の外貨準備が、1兆ドルを超えました。最近、入店した元OLのシホが、興味津々に尋ねてきました。

シホ  「中国の外貨準備が1兆ドルを超えたというニュースがありました。やっぱり、これから投資するのなら中国ですよね。ところで外貨準備って何ですか」

お客様 「外貨準備というのは、通貨当局が為替レートを操作するために外国為替市場に介入する時に使う資金のことで、外国への債務の返済などが困難になった場合に、立て替えて払うのにも用いられる」

シホ  「そんなお金があったんだ」

お客様 「外貨準備は、その国の通貨の信認を支える資金だから、運用の失敗は許されない。だから、全体の7割は最も安全な金融商品である米国債の形で保有されているんだよ」

夏樹  「日本の外貨準備は、中国の次に大きくて8856億ドルあるのよ」

シホ  「じゃあ、米国から見たら中国の方がお得意様なのね」

お客様 「そうとも、言いきれない。日本の方がやっぱりお得意様だろう。今年8月の時点で米国債を6728億ドルも保有しているから。中国は3390億ドルで2番目だけど、国有銀行を守るために米国債を次々と購入しなければならないとしたら、米国の投資銀行から見れば、中国をいいカモだと思っているんじゃないかなあ」

夏樹  「本来はその外貨準備って使っちゃいけないのに、中国は国有銀行の不良債権処理のために、外貨準備の米国債を国有銀行の資本注入に使っていますね。大丈夫なのかしら?」

お客様 「国有というのは、日本の国鉄もそうだったけれど、だいたい赤字経営になるものだよ。中国の国有銀行も例外ではなくて、国有企業の赤字を補填するために融資しなくちゃいけないから、不良債権は消しても、消してもたまってしまう構造だしな」

夏樹  「中国の4大国有銀行のうち、中国建設銀行と中国銀行も資本注入して、帳簿をきれいにして香港と上海に上場を果たしたのよね」

シホ  「上場すれば、上場益というので借金を返済すればいいじゃないですか」

お客様 「でも、資本注入のために使った米国債を、元に戻したという話は聞かないね」

シホ  「それって、世間ではネコババって言うのではないでしょうか?」

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