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なぜか通貨・株価はしっかり

迷走するタイの不思議な安定感

  • 豊島 信彦

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2007年2月6日(火)

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 あれからちょうど10年。1997年にタイで起こった通貨危機は瞬く間にアジアに広がり、マレーシア、フィリピン、インドネシア、韓国、香港にまで飛び火、アジア通貨危機と名前が付け変えられた。そして、タイでは今再び、金融危機に結びつきかねない火種を抱えている。

 昨年9月に軍事クーデターが発生、12月に突然の資本規制発表、そして年末年始の爆弾テロ。それだけでも株式市場には大きなマイナス要因なのだが、おまけに政府の金融・経済政策が猫の目のようにころころ変わっており、海外投資家ならずとも、とても政策や経済動向に信用が置けない情勢となっている。リスクを嫌がる投資家ならすぐに逃げ出すところだ。ところが、通貨バーツは97年以来の高値を更新中である。株価はそれ程下がっていない。それどころか年初からは横ばい圏で、他のアジア株と似た動きにとどまっている。10年前だったら通貨も株式も暴落していたかもしれないのに。

海外投資家は冷静!?

 タイの株式市場は他の多くの新興国市場のように、外国投資家の動きが相場に影響しやすい。外国投資家の売買シェアは2006年で34%(タイ証券取引所)程度だが、相場を主導する傾向がある。その外国投資家の週間での売買動向を見たのが次のグラフだ。

 棒グラフがゼロより上の部分が買い越し、下に突き出た分が売り越しの額である。その売り買いの動きと株価には高い連動性があることが分かる。この2年余りの間に、大きく売り越されたのは2005年10月、2006年5月と同12月の3回だ。その12月以外はおおむね、他の新興国市場と同様に海外投資家が決算期などでキャッシュ化のため売りを見せた時期と重なっており、タイ固有の問題で大きく売り越されたのは昨年12月だけだ。同月は第3週に1031億円の売り越しとなった。バンコク取引所の1日の売買金額が500億~600億円だけにそのインパクトは相当なものだ。

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