「インドの魅力&魔力 投資編」

アジアで3位、インド企業のガバナンス評価

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2007年2月13日(火)

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 ここ2〜3年、インドの株式市場は急拡大を遂げ、世界的に注目されるようになった。消費の好調で今や経済成長は8%以上の伸びを見せており、投資テーマも豊富だ。

 インド経済は消費と投資の双方が拡大するというかつてない局面にある。そのどちらかが欠けても減速する恐れがあるが。

上場企業は4500社

 そうしたインド経済の好調を享受している最大のものが株式市場だ。インドにはなんと4500社以上が上場している。そのうち、半分近くは取引が少ない銘柄だが、2000社以上の銘柄が活発に取引されている。

 インドの上場会社も日米欧のマーケットに上場する会社同様、投資家に様々な情報開示を行っている。インドではSEBI(Securities and Exchange Board of India)と呼ばれる証券監督当局が目を光らせており、取引所の上場ルールやコンプライアンスに反するようなことがあると厳しく罰せられる。会計基準やガイドラインも厳格に定められており、そうした点からは、インド企業への投資リスクは案外低いと言える。

コーポレートガバナンスへの評価は高い

 最近のインド経済や株式市場の急成長ぶりはメディアなどで紹介されているが、成長を支えるインド企業の姿についてはあまり知られていないはずだ。そこで今回はここ数年、インド企業に起きている大きな変化について取り上げたい。ポイントは3つある。

 第1の変化は、インド企業が「企業価値の向上」に向けて経営のカジを切りだしたことだ。独立非営利団体である (ACGA)(アジア・コーポレート・ガバナンス・アソシエーション) の2005年調査によると、インド企業のコーポレートガバナンスは総合点で61点と、シンガポールの70点、香港の69点に次いでアジアの10の国及び地域で3位に位置づけられている。ちなみに4位のマレーシアは56点だ。

 フランスの金融機関であるクレディリオネとACGAが共同して行ったコーポレートガバナンスの調査によれば、インドのIT(情報技術)企業の代表であるインフォシスは、英HSBCに次いで第2位の評価を得ている。この調査で、インフォシスはインド企業の中でも企業理念の優れた企業と評価された。インフォシス以外にもインド企業では上位25社の中に、IT企業のウィプロ、重電のバハティールなどもランクインしている。

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著者プロフィール

マニッシュ・バンダリ
(Manish Bhandari)氏

マニッシュ・バンダリ オランダ系INGグループの運用会社、INGインベスト・マネジメント(インド)のファンドマネージャー。国際公認投資アナリスト(CIIA:Certified International Investment Analyst)。1999年インド国際ビジネス大学(金融工学)卒、同博士課程終了。前職はHFDC証券アナリストで、証券業界に通算8年在籍。趣味は読書、旅行、コイン収集。菜食主義の厳格なジャイナ教教徒



このコラムについて

インドの魅力&魔力 投資編

10%近い成長を続けるインド。2050年にはGDP(国内総生産)で日本を抜き、世界5位に躍り出ると予測されている。次の可能性を求めて海外からのマネーが流入するインドの実際を現地のファンド・マナージャーがリポートする。

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