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短期間の調整経て再び上昇トレンドに

ポスト世界同時株安

  • 服部 哲郎

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2007年3月14日(水)

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 2月末の世界同時株安は一巡し、株価は反発したが、株価急落の背景を確認しておくことが今後を見通すうえで重要である。

 急落の直接的な要因は先月27日の中国株急落、米国耐久財受注の予想を上回る減少であった。だがそれ以前に、投資家のリスク許容度が低下する素地が出来上がっていた点は見落とせない。

 すなわち、(1)米国のサブプライム住宅ローンの焦げつき急増などから米国景気の先行きに対する不安感が台頭した、(2)世界経済を牽引し、膨張する貿易黒字を米国債投資などで還流して流動性を供給している中国が、預金準備率の引き上げなどを通じて景気過熱を抑制しようとしているとの観測が台頭した--などである。

 こうした原因から、グローバルな成長や流動性相場の持続性に懸念が生じやすい地合いが形成されていた。株価急落を引き金として、ファンドなどの損失の穴埋めなどから資金の「質への逃避」が発生したため、円キャリートレード(円借り取引)のリスクがにわかに注目され、その巻き戻しから急速な円高が進行するとともに、新興国市場などを中心に相場の下げが加速したのである。

 下落を加速させた点では円キャリートレードの巻き戻しが一役買ったことは間違いないであろうが、今回の世界同時株安を引き起こした主因は米国を中心としたグローバルな成長見通しに関わっていると言える。

リスクを忘れた市場への強烈な警告も

 今回の株価調整はリスクへの警戒感の薄れたマーケットへの強烈な警告であった。投資家のリスク許容度を示す代理変数として、JPモルガン・エマージング市場債券が米国債10年物利回りに対してどれだけのスプレッド(利回りの差)があるのかを用いて説明してみよう。

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