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「黄色いダイヤが喜ばれる?」

  • 浅川 夏樹

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2007年6月28日(木)

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 バイオ燃料の需要によって穀物バブルを起こしております。一昔前は小豆のことを「赤いダイヤ」と言いましたが、今ではトウモロコシが「黄色いダイヤ」と言われるようになっています。

ママ      「最近、果物や野菜の仕入れの値段が高いのよね。巷ではトウモロコシが『黄色いダイヤ』なんて呼ばれているみたいだけど、ビールまで値上がってしまったらどうしましょう」

夏樹      「もともと商品(コモディティ)の高騰は先物取引をする方はよくご存じですが、今回のトウモロコシの高騰は、ブッシュ米大統領が今年1月の一般教書演説で『2017年までに350億ガロン(1ガロンは3.78リットル)のエタノール供給を目標とする』と発言してから、勢いがついてしまった感じです」

お客様      「クリーンエネルギー宣言は、ブッシュ大統領は歴代の大統領の中でも最下位に近い人気なので、後世に功績を残すことを意図したレガシープロジェクトだったのかもしれないな」

ママ      「地球温暖化が問題になっているので、クリーンエネルギーはいいけれど、トウモロコシは米国が世界の輸出量の7割を占めているのだから、ガソリンの代替のために世界中で食料品の値段が高くなったら困るわ」

夏樹      「中国はまだトウモロコシの純輸出国ですが、純輸入国になるのは時間の問題だと言われていますから、そうなったら大変です」

お客様      「最近は中国でも富裕層が急激に増えているから、牛肉を食べる文化が浸透するようになったら、牛や豚は何倍も飼料が必要だから、貧困層の飢えを拡大することになってしまうかもしれないよね」

ママ      「科学技術の発展があるとはいっても、水もエネルギーも食料も有限の資源だから、日本はこれから中国やインドと争奪戦になっちゃうのかしら」

お客様      「中国の工業化はこれからも続くだろうけれど、現在でさえ非農業用水の調達は深刻なのに、野菜を育てる農業用水は確保ができるのだろうか」

ママ      「まして、米国のカーギルを筆頭とする穀物メジャーの多くは非上場会社で、秘密のベールに包まれているので不気味よね」

お客様      「生産から流通まで穀物メジャーが握っているわけだし、日本の食料は輸入に頼っているから深刻だよな」

夏樹      「この前、ブラジルからいらした日系人の方がおっしゃっていましたが、中国は既にブラジルに広大な農地を購入したらしいですよ。田中角栄が総理大臣の時にブラジルの日系移民の農地開発を巨額の資金で財政支援したのに、米国に取り上げられてしまったみたいですよ」

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