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国際的なM&Aを活発化させるインド企業

  • マニッシュ・バンダリ

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2007年7月17日(火)

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 今年に入り、タタ製鉄が英蘭コーラスを120億ドル(約1兆4000億円)で買収したように、インド企業は国際的なM&A(企業の合併・買収)で存在感を急速に高めている。

 国際的な大手会計事務所のグラント・ソントンが発表した「企業戦略としてのM&A(2006年)」によると、調査対象のインド大手企業200社のうち162社が、M&Aを企業戦略の1つとして意識しており、そのうち30社が過去にその経験があると答えている。また、M&Aを行った企業のうち、70%は過去3~4年以内にそれを実施している。

 注目すべきは、その中の70%が国境を越えたM&Aだったことだ。インド企業のM&Aの特徴はここにある。インド企業によるM&Aの件数は、過去3年間で128件から273件に拡大した。インド企業によるM&A規模は過去3年間で年率121%のハイペースで伸びており、中国の同32%増ペースやアジアの他の国の増加ペースをはるかに上回る。


 インドでM&Aが活発になってきた背景には経済情勢、政治情勢、そして企業を巡る事情がそれを後押ししている面がある。

ルピー高も後押し

 政治・経済面の影響は、1つはルピー高であることだ。この半年でルピーの対ドルレートは9%値上がりし、ルピー保有者にとってドル資産の買収は有利に展開している。次に、インドの外貨準備が増加していることも見逃せない。外貨準備は6月末で2135億米ドルと1年前に比べて31%増加しており、政府も海外投資の規制を緩和するようになった。というより、ルピー高抑制のために海外投資を奨励しており、現在、純資産額の200%までの海外投資が可能となっている。

 企業を巡る事情では、何よりも海外企業のM&Aを通して企業の持つ技術やノウハウに魅力が感じられるからだ。インド企業も近代経営が必要となっている。もっとも、それは伝統的なインドの低コスト構造を損なうものであってはならない。2003年、大手自動車のタタ・モーターズは、韓国の大宇グループから最先端の設備を1億8800万ドルで取得した。また、医薬大手のランバクシーは、2003年にフランスのRPGアベンツを7000万ドルという低いコストで買収、その歴史とブランドを手に入れた。

規律遵守のインド企業

 インド企業によるM&Aの特徴として、規範を尊ぶ風潮があることが見逃せない。それはインドの歴史でもあるのだが、まず経営の行き詰まった企業の中から投資対象を選ぶ傾向が強い。

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