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一物二価の中国株の不思議

同じ企業なのに株価差が2倍以上-

  • 豊島 信彦

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2007年7月24日(火)

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 中国企業が世界の資本市場で存在感を見せつつある。本土市場(上海、深セン)だけでなく、香港、ニューヨーク、シンガポール各市場への上場が活発で、最近では東京にも上場し始めている。しかし、同じ国ながら制度が違う(一国二制度と呼ばれる)香港に上場する企業にとっては事情がやや異なる。

 もともとは、中国が資本開放を始めた際の尖兵として1993年に青島ビールなど9社が“実験的に”上場したのだが、当初はもの珍しさもあって一時的に注目を集めたが、その後は長らく雌伏の期間が続いてきた。

 1997年の香港返還時にも中国株に関心を寄せる海外の投資家が増えたが、当時は中国企業であっても国籍や拠点を海外に移して中国色を薄めたレッドチップと呼ばれる外資系中国企業が人気を集めた。今や世界最大の携帯電話会社として知られるチャイナモバイルもこの年の10月にレッドチップとして香港で株式を公開したのだ。

 レッドチップとは優良株を表すブルーチップを真似て中国のカラーからつけられた俗称で、要は外資に化けた中国企業であるわけだが、その役割は開かれた外国企業として、より高い株価評価を受けて株式公開で多額の外貨を調達することにあった。

H株に見る二重価格の不思議

 ところが、中国経済が高い経済を謳歌しだした2000年代に入ると、より中国度の濃い企業が注目され、中国本土に拠点がある企業で株券だけ香港に上場したH株(Hは香港の頭文字)が俄然、人気を集めた。2005~06年に中国の4大銀行のうち3行が香港に上場したがすべてH株として売り出された。

 H株は中国企業の中でも有力な企業が選別されて上場の権利を得ること、しかもその順番は政策の優先順位に応じて決められることが人気の秘密でもある。ところが、昨年後半からそうした状況にさらに変化が見られるようになった。中国国内投資家の台頭であり、それに伴う国内市場の空前の活況である(本コラム2007年4月17日「同時株安を払拭した上海市場の人気銘柄は」を参照)。

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