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支出に優先順位を付けよう

  • 内藤 眞弓

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2007年8月6日(月)

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 年代を問わず、家計に対する不安はつきものです。「元気ならいいけれど、病気になったら…」「リタイア後の生活は年金で賄えるかしら?」「収入が途切れたら…」「子どもの教育費はちゃんと準備できるのかしら?」などなど。

 将来は不確実です。不確実なものに対しては誰もが不安を感じます。不確実な将来に、可能な限りくっきりした輪郭を与えることにより、漠然とした不安が明確な問題点として浮かび上がります。問題点が浮かび上がれば解決策が見つかります。解決策が見つかれば、不安を希望に変えることができます。

 前回は、1年間に使ったお金をわが家仕様の支出項目に再構築しました。ここまでの作業だけでも、お金の使い方の癖や貯蓄ができない理由などが腑に落ちてくるのではないでしょうか。使っているという意識はなくても、何気なくコンビニに立ち寄って雑誌などを買うという行動パターンの結果が、1年間の集計をすると結構な金額になっているとか、子ども費が突出して大きく、他にお金が回る余地がないとか。

いきなり食費を削るのではなく支出のランク付けをしよう

 今回は一歩進んで、支出にランク付けをしてみましょう。

 収入がダウンしたり、将来に備えてもっと貯蓄をしなくてはならないといった時、今は何となく使っているけれど、引き締めようと思えば引き締められる支出、使わなくても我慢できる支出はどれか検討してください。検討に際しては聖域を設けることなく、あらゆる支出を俎上に載せましょう。その結果を合計したものが、黄信号の年間支出額です。

 さらに厳しい経済状況になった時、削れる限りのものを削った後、最低限暮らしを成り立たせるために必要なお金が1年間にどのくらいかを計算してみます。これが赤信号の年間支出額です。

 家計が赤字気味になったり、貯蓄ができないとなると、多くの方が食費を削ることに関心が向かうようです。しかし、食費を削ってもたかだか知れていますし、健康な暮らしを営むための大切な支出です。外食癖があって明らかに支出が膨張しているなどというなら別ですが、そうでなければ、ここに手をつけるのは最後の手段。まずは現時点の年間支出の結果を青信号とし、それをもとにそれぞれの支出の優先順位を見極め、黄信号支出と赤信号支出にランク付けするのが先決です。

 このような作業を通して1年間の支出の状況を俯瞰することにより、漫然と支出している経費や、効果の割に膨らみすぎている経費など、月々のヤリクリだけでは見えなかった実態が明らかになります。ライフラインである水道光熱費や食費などの基本生活費をいきなり削るのではなく、重要度や優先度の低い経費から切り込むという合理的な対策が可能になります。

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