今、中学受験を目指している小学生たちは、日々このような問題に取り組んでいる。残念ながら、通常の小学校の授業だけではこうした入試問題を解く力はつきにくい。結果、塾通いが必須となるのだが、これが半端なものではないのだ。
一般的に、中学受験のための塾通いは小学4年生からスタートする。その頻度は小学4年生で週2〜3回、5年生で週3〜4回、6年生では週末を含め週5〜7回ということも。極端な例かもしれないが、学校が終わった後に塾で5時間、加えて週末は朝10時から夜9時までを塾で過ごすことも珍しくない。
中学受験の成否を決めるとも言われる塾選びだが、中には、「受験テクニック」の伝授のみに力を入れて合格実績を伸ばした塾や、2月の試験本番前は学校を数週間休むことを奨励する塾まであるという。志望校合格が目的とはいえ、子どもの人格を育む場でもあるのだから、教育方針もきちんと確認したい。
公立の3倍弱もかかる私立中学の学費総額
さて、気になる塾代であるが、学年が上がるにつれて通う頻度が多くなれば、当然費用の方もアップする。4年生では年間50〜60万円で済んだのが、6年生ともなると、平常の授業以外に夏季講習や公開模試、志望校別の特訓などで、ゆうに100万円を超えることも! 受験には、子どもの知力と体力、そして親の経済力が不可欠なのだ。
費用がかかるのは、受験前だけではもちろんない。親は勉強に励む子どもの支えとなりながら、入学後を見据えたお金の準備もしなければならない。文部科学省の「子どもの学習費調査」(2004年度)によれば、子どもの1年間の学習費総額は、公立中学で46万9000円なのに対し、私立中学は127万5000円と3倍弱、金額にして約80万円も余計にかかる。
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