世界同時株安からパッとしない日本市場ですが、中国のA株市場は史上高値を更新しています。

お客様 「中国の天津に出張してきたけど、欧米の金融機関が大挙して進出していたのには驚いた。欧米の金融機関が日本での規模を縮小しているのと対照的だ」
夏樹 「8月20日に中国政府が中国本土の投資家に中国銀行の天津支店か香港支店を通じて香港株への直接投資を認める発表をしたので、香港市場に上場している中国企業の株式は上昇しました。でも、いまだに正式な開始にこぎつけていないようで、やや迷走しているようです。中国政府は、天津が果たして香港市場の受け皿になることができるのか、不安になっているのでしょうか」
お客様 「確かに、香港ドルが米ドルにペッグされているように香港経済はドル圏に属していることもあるから、中国が自国通貨の人民元建ての国際金融市場を本土内に設立させようとしているとしても不思議じゃないよね」
夏樹 「既に香港市場と中国市場を合わせた発行済み株式時価総額は、今年の5月末の時点では東京証券取引所の4分の3でしたのが8月には東証を抜いていますので凄いスピードで大きくなっています」
ヘルプのシホ 「TOPIX(東証株価指数)はこの1年で3%の下落になりましたが、上海のA株市場の平均株価指数は3倍近くになっているので、この1年だと中国の方が株式投資で豊かになる人が多いはずですよね。最近、東京の家電量販店に行くと中国人スタッフが多いのは、中国でお金持ちになった方たちが沢山お買い物に来ているのかもしれないですね」
夏樹 「最近は、東京のデパートでも、中国のデビットカードの1つである『銀通』は使えますという表示も目立つから、人民元の国外持ち出し制限があるといっても、実際には沢山お買い物ができちゃうでしょうね」
シホ 「世界から見たら、株式市場は日本よりも中国の方が魅力的なのでしょうか?」
お客様 「時価総額は、株式会社の現在の価値だけでなく、会社の将来の利益も想定して現在の時点で評価した金額だと解釈できるので、株式市場が日本よりも中国が大きくなっているのは、経済と人口の成長率の違いを考えれば当然かもしれないけれど、あの国は複雑だからね」
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