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資本は回転させてこそ華

ホステスもサラリーマンも飛躍の手段は同じ

  • 浅川 夏樹

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2007年10月25日(木)

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 銀座のクラブは終身雇用制度がないだけでなく、お給料のベースアップもありません。自分で賃金交渉しなければなりません。銀座のクラブホステスは自分自身が商品であると同時に、収益を生むための資本でもあります。女の華の時期は短いので、できるだけこの資本は効率よく回転させなくてはなりません。

 お客様   「最近、銀座のクラブのホステスから『移転のお知らせ』の手紙が結構よく届くんだ。銀座のホステスは簡単に勤め先を変えるのはどうしてなの?」

 夏樹    「銀座ホステスは個人事業主なので、条件がいいお店があれば常に移ろうと常に考えているんです」

 お客様   「以前に比べれば、転職はしやすくなったけど、日本の場合は、特に大企業から大企業に移るのは今でも一大事だよ。それにしても、クラブだって手塩にかけて育てたホステスが他の店に移ってしまうと、大変な損害なんじゃない」

 ママ    「お互い様よ。目をかけたホステスが他の店に移ってしまうのは残念だけど、うちのお店だって他の店が育てたホステスを受け入れることもあるので、ホステスの移籍についてはそれほど執着しないのよね」

 お客様   「義理とか人情はないの?」

 夏樹    「義理とか人情は、何もお店に長く勤めることだけではないと思います。移ったお店で売れっ子になって、以前お勤めしていたお店にお客様をちゃんと紹介することでも、義理は果たせます」

 ママ    「自分のお店で才能が伸ばせないホステスでも、他の店では成績が伸びるホステスもいるのよ。それで全体の質が上がれば、銀座のブランドを保っていけますしね」

 お客様   「なるほど、夜の銀座はホステスが主役だから、ホステスという人的資本を街全体で育てようという気持が必要なわけだ」

 夏樹    「レベルが同じようなクラブであれば、お店の料金形態やお給料システムの条件が極端に違うということがないので、準備が整えば、移ったその日からすぐに働くこともできます」

 お客様   「準備というのは、お客さんへの案内状とかのこと?」

 ママ    「それより、売掛金の清算です。『立つ鳥後を濁さず』というようにホステスがお店を変わる時は、以前のお店のお客様の飲食代金の売掛金を全て清算することになっているの」

 お客様   「じゃあ、売れっ子になればなるほど、売掛金は多いだろうから、辞めるのも大変だな」

 夏樹    「そんな大きな金額をホステスは立て替えられないから、次に移るお店が以前のお店に一括で清算してくれるの。そして、新しいお店で新たに契約するのよ」

 お客様   「プロのスポーツ選手みたいに年俸契約をするわけだ」

 ママ    「多くは日数契約をするのですが、仕組みは年俸契約と同じです。ほかにも、所定の売上金額を達成するごとに契約更改する、という形態の契約もあるのよ」

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