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新たな投資先を探す中国マネー

  • 豊島 信彦

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2007年11月13日(火)

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マカオタワー(Macau Tower)から見たマカオの全景

マカオタワー(Macau Tower)から見たマカオの全景
(c)AFP/MIKE CLARKE

 中国経済がどうなっているのか、そして、それが生み出す個人マネーはどう動いているのか? 先週、その答えを求めて香港、深セン、広州、珠海、マカオのいわゆる珠海デルタ地帯を陸路、駆け巡った。

 まず、最初の訪問地である香港は、当社の現地拠点があるだけに頻繁に訪れるが、この3~4カ月間で大きく変わったことがある。チャイナマネーの異常なまでの流入である。地元証券会社は新規口座開設の半数以上が本土からの旅行者によるものと言い、営業マンが頻繁に本土に訪れているそうだ。

 証券関係者は面会した人が皆、同じように本土マネーのスケールの大きさと勢いについて語ってくれた。本土マネーの出所は主に個人で、そのほとんどは企業経営者が商売で得た資金を個人として投じているようだ。現地の意見を集約すると、チャイナマネーの動きからして、香港の株式市場はまだまだ活況が続く見通しだ。

 では、香港に魅力がなくなったら、次はどこに行くのだろうか。香港の魅力とは本土市場と比べて株価水準が安いことだが、その差は急速に埋まりつつある。

 香港市場を代表するハンセン指数は年初から53%値上がりし、国際的レベルから見ると、高水準になっている。PER(株価収益率)は11月2日の段階で20.3倍と過去15年の平均値である14.5倍を大きく上回り、過去の通常変動幅のほぼ上限にまで来ている(2000~2001年の異常値を除く)。

香港証券取引所で、電話でやり取りをするトレーダー

香港証券取引所で、電話でやり取りをするトレーダー
(c)AFP/MIKE CLARKE

 こうした状況から香港の富裕層は、次の有望な投資先探しに出ている。株式では東南アジア、韓国、インド、そして日本市場に興味を抱いているようだ。香港の不動産はどうか。株式同様、投資で見返りを求めるのは難しくなっている。

 不動産価格も高くなっているうえ、短期売却に対して規制が厳しくなっているからで、中国本土の不動産に目が向かっている。香港に隣接する深センは、規制が少ないこともあって既にかなり高騰していることから、香港マネーは深センの隣の広州や珠海、マカオに向かい始めている。

ドライバーの余裕とガソリンスタンドの悲鳴が見えた深セン、広州

 2年ぶりに訪れた深セン、広州は目を見張るような発展ぶりだった。道路網はかなり整備されているが、街中は相変わらず荷物満載の大型トラックが行き交い、朝夕のラッシュ時には身動きが取れない。カーナビが普及していない代わりに、携帯で情報交換している。驚いたことに有料の高速道路まで混雑している。あれほど、料金を支払うのを嫌がっていたドライバーが平然と高速を走っている。

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三品 和広 神戸大学教授