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トルコ:躍動する平均年齢29歳の国

  • スティーブ・モリヤマ

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2008年1月17日(木)

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トルコの国旗

トルコの国旗

 トルコ最大の都市イスタンブールは、不思議な雰囲気を持つ街である。アジア的な面と欧州的な面が寄木細工のように重なり合って、独特な匂いを醸し出している。

 そうした中、欧亜の狭間を象徴するボスポラス海峡を眺めていると、まるでこの国が「トルコはトルコ。私は欧州でも、アジアでもない」とつぶやいているかのような錯覚を覚える。ブルガリア、ギリシャ、グルジア、アルメニア、イラン、イラク、シリア…。確かに、この国と国境を接する国々を見ていても、欧州の匂いはあまり感じられない。

トルコの地図

 だが、トルコは、歴史的に欧州と非常に強い結びつきのある国である。15世紀以来、長年にわたって、欧州の人たちにとって大きな脅威であったオスマントルコは、時を隔てた今もなお、まるで呪いのごとく、多くの欧州人の心の中に「トルコ人=欧州文明を破壊する野蛮な異教徒」という歪んだイメージを深く刻み込んでいるようだ。

 EU(欧州連合)加盟は、トルコにとって20年来の悲願である。だが、第6回9回でも述べたように、キプロスの領土問題、クルド人の人権問題、刑法301条、そしてアルメニア虐殺問題など、解決すべき問題は山積しており、加盟への道のりは決して平坦なものではない。

 そして、本当のところ、個々の問題よりも問題を複雑化させているのが、「イスラムをEUに加盟させたくない」という「古い欧州」の国々の本音なのだろう。例えば、フランスのサルコジ大統領も就任前からトルコのEU加盟に反対しており、「トルコはEUではなく、(サルコジ氏が提唱する)「地中海同盟」に入るべきだ」と提案したが、今のところトルコ側の不信感を招くだけの結果に終わっている。

日本人とトルコ人の共通点

 トルコは2001年に経済危機に見舞われたが、その後は、順調に成長しており、2002年から2007年まで平均成長率は7%超となっている。その成長性に注目する日本企業は増加傾向にあり、2007年末の時点でイスタンブール日本人会の法人会員数は50社弱となっている。このうち3分の1が自動車系などの製造工場であり、イスタンブールから車で2時間程度のマルマラ地域に集積している。

 トルコ人労働者は、日本人経営者の間では人気がある。そもそも親日的で、人懐っこい性格の人が多く、しかも工場では、勤勉で努力家の工員が少なくないという。一昔前の日本人労働者を、彷彿させるのかもしれない。

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